カノーパス級戦艦
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カノーパス級戦艦(キャノパス級戦艦、Canopas class battleship)はイギリス海軍がかつて用いていた前ド級戦艦の艦級。マジェスティック級戦艦の次に竣工した。
急速に強大化しつつあった帝国海軍及びロシア海軍に備えて中国に配備するための戦艦として計画、建造された。そのため喫水は低く抑えられている。マジェスティック級以前の戦艦で用いていたハーヴェイ鋼ではなく軽くて丈夫なクルップ鋼を用いたため、排水量を減らし速度をあげることに成功している。本艦級はマジェスティック級に比べて若干武器に変更があるが、防御についてはマジェスティック級に匹敵した。1897年から翌々年にかけてアルビオン、ヴェンジャンス、オーシャン、カノーパス、グローリー及びゴライアスの6隻が就役した。
第一次世界大戦時は現役で、他の旧式艦同様地中海で利用され、ガリポリの戦いに参加している。ゴライアス及びオーシャンは作戦行動中にそれぞれ魚雷及び機雷で戦没している。その他の生存艦は1920年代に相次いで退役した。
[編集] 主要諸元
- 排水量(基準/満載):12,950t/14,300t
- 全長/全幅/喫水:118.9m/22.6m/7.9m
- 動力:垂直三段膨張蒸気機関×2で13,500馬力
- 最大速度:18kt
- 兵器:連装305mm砲×2、152mm砲×12、76mm砲×16、47mm砲×6、450mm魚雷発射管×4
- 乗員:682名
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