カタフラクト
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カタフラクト(ギリシャ語:κατάφρακτος)は東ローマ軍で考え出された複数の武器と重装甲を持った重騎兵。ギリシア語で「甲冑に囲まれた(もの)」に由来する。弓騎兵と重騎兵の機能を両立させようと、弓、剣、長槍、盾を持ち、敵の弓攻撃に耐える装甲を持つ。東ローマ軍の主力であり、火力、機動力、高い装甲を併せ持った重騎兵とされる。しかし、あまりの重装備のため、高い機動性は持てず、突撃による衝動攻撃が主体となった。結果、戦術的な利用は期待できなかった。
後の騎士と違い、軍団兵の延長であるカタフラクトは、あくまで兵隊としての騎兵であり、社会的地位は付帯していない。
アドリアノープルの戦いを教訓にし、重装歩兵によるそれまでの戦闘教義が維持不能と判断した東ローマが、重騎兵を使った新しい戦闘教義として生み出だした。
[編集] カタフラクトが関わる戦闘
- カタラウヌムの戦い
- ダラスの戦い
- カシリナムの戦い
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