エリザベス・オブ・ヨーク
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エリザベス・オブ・ヨーク(Elizabeth of York)は、
- イングランド王エドワード4世の長女、ヘンリー7世の王妃(1466年 - 1503年)。本項で説明。
- ヨーク公リチャードの三女、サフォーク公ジョン・ドゥ・ラ・ポールの夫人(1444年 - 1503年)。
エリザベス・オブ・ヨーク(Elizabeth of York,1466年2月11日 - 1503年2月11日)は、ヨーク朝のイングランド王エドワード4世の王女、ヘンリー7世の王妃。母はエリザベス・ウッドヴィル。ウェストミンスターで生まれた。
母エリザベス・ウッドヴィルは、リチャード3世を追い落とそうと、娘エリザベスとリッチモンド伯ヘンリー・テューダー(後のヘンリー7世)の結婚を画策していた。しかし、ヘンリーは当初エリザベスとの結婚に乗り気ではなかった。2人が結婚するのは、ヘンリーがボズワースの戦いでリチャード3世を倒した後となる。
エリザベスが王妃として認められるのは、ヘンリー7世の即位から2年後の1487年である。しかも、最初の子アーサーが生まれた時は、まだ王妃と認められていなかった。
ヘンリー7世との間に3男4女が生まれる。
- アーサー - コーンウォール公(Duke of Cornwall)、ウェールズ公(Prince of Wales)。
- マーガレット - スコットランド王ジェームズ4世妃、のちアンガス伯アーチバルド・ダグラスと再婚。イングランド王ジェームズ1世(スコットランド王ジェームズ6世)にとっては父方・母方双方で曾祖母に当たる。
- ヘンリー - アーサーの死後皇太子になり、父の死後に即位(ヘンリー8世)。
- エリザベス - フランス王フランソワ1世妃
- メアリー
- エドマンド - サマセット公(Duke of Somerset)
- カサリン