ウォードライビング
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ウォードライビング (wardriving) は、自動車などで移動しながら無線LANのアクセスポイントを探す行為である。
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[編集] 起源
ウォードライビングは、無線LANが普及し始めた2002年ごろ、アメリカ合衆国サンフランシスコのベイエリアの無線LANユーザグループである"Bay Area Wireless Users Group" (BAWUG) が"WiLDing" (Wireless Lan Driving) としてはじめたのが起源とされている。
ウォードライビングという名称は、1983年の映画『ウォー・ゲーム (w:WarGames)』で使われたウォーダイヤリングという単語にちなんで名づけられたものである。
[編集] 方法
ノートパソコンやPDAを車載して行われる。 多くのウォードライバーは、アクセスポイントを発見しウェブサイト上に記録するためにGPSを用いている。 また、より効果的に探索を行うために受信感度がよく無指向性の受信アンテナが使われる。
ウォードライビングに適したソフトウェアはインターネット上で多数公開されている。 WindowsではNetStumbler, マッキントッシュではKisMac, LinuxではKismetがよく知られている。
[編集] 法律的な問題
元来、ウォードライビングは、無線LANのアクセスポイントからの電波を受信し、そこにアクセスポイントが存在することを確かめ(ると同時に記録す)る行為であり、(一般的に誤解されるような)許可されていない無線ネットワークへアクセスするなどのクラッキング行為は含まれない。
しかし、ESS-IDや暗号化などの適切なセキュリティ設定が行われていないアクセスポイントへの不正侵入はきわめて容易であり、そこから不正アクセスやスパムメールの送信が行われる危険性がある。 このような不正利用を防止するには、アクセスポイントを出荷時の設定のまま使うのではなく、適切なセキュリティ対策を講じることが必要である。 無線LANのセキュリティについては無線LAN#無線LANとセキュリティを参照のこと。