ウィリアム・ウォーカー

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ウィリアム・ウォーカー

ウィリアム・ウォーカー（William Walker　1824年 5月8日 - 1860年 9月12日）は、アメリカ人の傭兵、冒険家。ニカラグア大統領（在任期間1856年）

[編集] 生涯

1824年、テネシー州ナッシュビルに生まれる。14歳でナッシュビル大学を卒業して19歳でペンシルバニア大学で医学を修め、医師資格を修得している。その後、ヨーロッパで医学の学業を続けたが他の学問にも関心があった。

自らの国をもつ野心から45人の部下を従え、メキシコ領内に攻め込み1854年、ソノラ共和国の設立を勝手に宣言した。だがアメリカの軍隊に取り押さえられてしまった。すぐに釈放され12月にニカラグアの自由派から長年の内戦を終結させるための援軍の要請を受け1855年に57人の部下を従え6月に到着した。10月にはグラナダを占領して政治家パトリシオ・リバスを大統領に据え自らは軍の最高司令官になり実権を掌握した。

しかし、運河建設を巡りリバスと対立する。そこで自ら大統領になるべく1856年、選挙に出馬して当選したがこれに不安を感じた近隣諸国は軍隊を集結させていた。大統領になると奴隷制を復活させ、アメリカ人が土地を所得しやすくなる法律を公布した。こうした政策に反発した勢力に追放されるがその際にグラダナに放火した。1857年にアメリカ海軍に降伏して帰国するが夢をあきらめられずに1860年にホンジュラスのトルヒーヨに上陸。そこでイギリス海軍に捕らえられホンジュラス軍に引き渡され処刑された。