イラクリオン
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イラクリオン (Iraklion) は、ギリシアの都市。クレタ島第一の港湾都市としての役割を果たす。約5キロ南東にクノッソス宮殿が位置する。人口は約14万人。
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[編集] 歴史
9世紀、イスラーム勢力によって街が建てられた。その後、ビザンツ帝国、ジェノヴァなどの支配を経て、13世紀初頭に第4回十字軍で勢力を伸張させていたヴェネツィアの支配下におかれた。現在でも、ヴェネツィア領時代の要塞が残されている。その後、二十年以上に渡る攻防戦を経て1669年にオスマン帝国がこの都市を獲得した。20世紀初頭にギリシア領となった。
[編集] 観光
ミノア文明の遺跡である、クノッソス宮殿への観光拠点となっている。
- 考古学博物館
- クノッソス宮殿
- モロシニの泉(ヴェニゼロス広場にある)
[編集] 交通
アテネの外港都市であるピレウスからフェリーが出ている。 イラクリオン空港があり、アテネなどへの便が出ている。
クレタ島内のハニアなどの他の都市にもバスが出ている。
[編集] 関連項目
- ニコス・カザンザキス イラクリオン出身の小説家、代表作「アレクシス・ゾルバスの生活と行い」