アヴァンギャルド・チロル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
アヴァンギャルド・チロル (Avantgarde Tirol) は、オーストリアのゼーフェルトで行われる、若手作曲家のための夏期講習会。
目次 |
[編集] 概要
[編集] シュヴァツ時代
厳密な講習会名は「Avantgarde Tirol Internationale Akademie für Neue Komposition und Audio-Art (アヴァンギャルド・チロル 新しい作曲と音響芸術の為の国際芸術院)」である。
ボグスワフ・シェッフェルの高齢に伴い、公的機関で作曲の指導が不可能になるのを惜しんだオーストリアの人々が1993年に立ち上がり、「小規模であっても、彼の教えを乞う若手作曲家の育成」を目標に、当初はシュヴァツ市で発起し、「アヴァンギャルド・シュヴァツ」と呼ばれた。
発足時は、器楽作曲をボグスワフ・シェッフェル、電子音響作曲をマレク・ホゥオニェフスキが担当し、後に多くの彼の弟子がこのアカデミーの講師に関っていた。招待される演奏家も地元の人々中心から、アルディッティ弦楽四重奏団、ヘート・トリオ、マークス・ヴァイスなどの国際的なメンバーを招致できるまで発展した。
[編集] ゼーフェルト時代
当初は毎年行っていたが、講習会で行われる彼の新作の規模が大きくなり、2001年には彼の新作交響詩の上演準備に伴い経費を圧迫して休会に陥った。「或る町の一生」は無事その後上演できたものの、シュヴァツ市でクラングシュプーレン・シュヴァツとアヴァンギャルド・シュヴァツという二つの現代音楽イヴェントを行うには財政上の問題から不可能になり、2003年に正式にシュヴァツ市との提携を解消した。その後2005年にはゼーフェルト市に業務が引き継がれて、講習会名も「アヴァンギャルド・チロル」に変更して、運営が再スタートしている。