アン・バクスター
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アン・バクスター(Anne Baxter,1923年5月7日 - 1985年12月12日)はアメリカ合衆国インディアナ州出身の女優。祖父は建築家のフランク・ロイド・ライト。裕福な家庭に生まれ、10歳でヘレン・ヘイズの舞台を見て女優になることを決意し、13歳の頃にはブロードウェイの舞台に立っていた。その頃、ロシア出身の女優マリア・オースペンスカヤに演技を習っている。
17歳で20世紀フォックスと契約し映画デビュー。1946年の「剃刀の刃」でアカデミー助演女優賞を受賞した。更に1950年の「イヴの総て」では、ベティ・デイヴィス演じる大女優を踏み台にのし上がる新人女優を演じて高い評価を得た。また、セシル・B・デミルの「十戒」ではエジプトの女王を演じている。
1960年代以降はテレビ出演が多くなった。
衣装デザイナーのイデス・ヘッドと親しく、ヘッドが亡くなった時にはバクスターの娘が彼女の持っていた宝石のコレクションを譲り受けたという。
[編集] 主な出演作品
- 偉大なるアンバーソン家の人々 -The Magnificent Ambersons (1942)
- 剃刀の刃 -The Razor's Edge (1946)
- 帰郷 -Homecoming (1947)
- イヴの総て -All about Eve (1950)
- 私は告白する -I Confess (1953)
- 十戒 -The Ten Commndments (1956)
- シマロン -Cimarron (1960)
- 底抜け男性No.1 -The Family Jewels (1965)
- 刑事コロンボ・偶像のレクイエム/Requiem for a Falling Star (1973) テレビシリーズ
- リトル・モー -Little Mo (1978)
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