アンソニー・ダウンズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アンソニー・ダウンズは、アメリカの政治学者。 スタンフォード大学政治学博士。 スタンフォード大学教授。
二大政党もしくは二大有力候補が小選挙区で競争する際に、政策が一致するという命題は、いわゆる「ダウンズ均衡」として知られる。これはダウンズ独自の着想と言うよりも、Hotelling やBlackによる中位投票者定理を選挙競争に置き換えたものである。 主著「民主主義の経済理論」は経済学のアナロジーで政治現象を分析したものであるが、後に政治現象が本格的な数理分析の対象となる上で、一定の基盤をつくったといえる。
[編集] 著書
Anthony Downs (1957) An Economic Theory of Democracy. New York: Harper & Row. 古田精司(監訳)(1980)『民主主義の経済理論』東京:成文堂。