アルペッジョ
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アルペジオあるいはアルペッジョ(イタリア語: Arpeggio)は、和音を構成する音を一音ずつ低いものから(または、高いものから)順番に弾いてゆくことで、リズム感や深みを演出する演奏方法。琵音(びおん)ともいう。 アルペジオは分散和音の一種であるが、発声が上昇もしくは下降の音高順に一回づつと規定され(例:ドミソド)、ランダム発声や同音反復を含むパターン(例:ドソミソ)はこれに該当しない。
アルペジオの記号は譜例の1段目の2小節目のような波線や、上部にArpeggioと書かれる。 実際の演奏においては、譜例のように、初音を記譜位置に合わせ全和音の演鳴は遅らせる奏法と、初音を前倒して記譜位置に最終音(全和音)を鳴らす奏法の両者が認められている。
ギターの奏法におけるアルペジオとは、コードを構成する音をひとつひとつ弾いていく奏法である。