アルベルト・ディ・ジュッサーノ (軽巡洋艦)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルベルト・ディ・ジュッサーノ(Alberto di Giussano)はイタリアの軍艦。アルベルト・ディ・ジュッサーノ級軽巡洋艦の1番艦で、ジェノヴァのアルサンド社で建造され1931年に竣工、第二次世界大戦で戦没した。
[編集] 艦歴
1928年3月29日に起工。 1930年4月27日に進水。1931年2月5日に竣工。
1940年7月9日、戦艦コンテ・ディ・カヴール、カイオ・ジュリオ・チェザーレなどとカラブリア沖海戦に参加した。
8月にはパンテレリア島沖で機雷を敷設した。その後は北アフリカへの輸送船団の支援に当たっていた。
1941年12月9日夕方、アルベルト・ディ・ジュッサーノはアルベリコ・ダ・バルビアーノと北アフリカのドイツ軍への補給のためにパレルモを出撃した。だが、シチリア島トラパーニ沖でイギリス軍機に発見され攻撃を受けたため、2隻はパレルモへと引き返した。
12月12日夕方、ガソリンなどの物資を搭載した2隻は護衛の水雷艇チーニョと再度出撃したがまたしても英軍機に発見されてしまう。これにより約1時間の遅れが生じイギリス艦隊に捕捉されてしまうこととなった。13日3時20分過ぎ、2隻はイギリス駆逐艦シーク、マオリ、リージョン、オランダ駆逐艦イザーク・スウィーアの奇襲を受ける。3本の魚雷が命中したアルベルト・ディ・ジュッサーノは沈没。またアルベリコ・ダ・バルビアーノも撃沈された。この戦闘はボン岬沖海戦という。
[編集] 要目
- 基準排水量 - 5,191トン
- 全長 - 169.3 m
- 幅 - 15.5 m
- 速力 - 37ノット
- 主な兵装 - 53口径15.2cm連装砲4基、連装魚雷発射管2基
[編集] 同型艦
- アルベリコ・ダ・バルビアーノ
- バルトロメオ・コレオーニ
- ジョヴァンニ・デレ・バンデ・ネーレ
この「アルベルト・ディ・ジュッサーノ (軽巡洋艦)」は、軍艦に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。 |