アリューシャン地震
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アリューシャン地震は、アリューシャン列島付近で起きた地震のこと。単にアリューシャン地震という場合、最も大きな被害を出した、1946年4月1日の地震のことをいう。本項目ではこの地震について述べる。
1946年4月1日、アリューシャン列島の近くで地震があり、太平洋の広い範囲で津波による被害が発生した。地震は震源の深さ25km、震源地は北緯52.8°、西経163.5°、マグニチュード7.8だった。死者・行方不明者は165名。津波による被害は2600万ドル。特に、ハワイでの被害が激しかった。
この津波被害を受け、アメリカ合衆国は地震警戒システムをつくった。この組織は、1949年に、 Pacific Tsunami Warning Center という名称になった。センターの名に直接Tsunamiという語が使われたことから、Tsunamiはアメリカ合衆国において津波を意味する学術用語化し、その後、国際語化する要因にもなった。
[編集] その他のアリューシャン地震
- 1957年アリューシャン地震 - 1957年3月9日 マグニチュード9.1