アボルハサン・バニーサドル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
アボルハサン・バニーサドル(Abolhassan Banisadr 1933年3月22日 - )はイランの初代大統領。
[編集] 経歴
1960年代前半、バニーサドルは反体制運動に参加し二度投獄を受ける。1963年の暴動の際、負傷し。その後、フランスに亡命しホメイニーの抵抗組織に加わる。 1979年2月にホメイニーと共に帰国。経済学者だった彼は暫定蔵相・暫定外相に就任。その後正式に蔵相に就任する。翌1980年の総選挙で、リベラリストや女性の支持を多く集め大統領に選出される。しかし、国会（イスラーム協議議会）では保守的な聖職者が多数を占め、大統領側と対立するラジャーイーを首相に選出。ウラマーではなかったバニーサドルを追い詰め始める。「我が息子」と呼ぶほど親密だったホメイニーすらもバニーサドルを糾弾するようになってしまう。バニーサドル自身はホメイニーに独裁者にならないように手紙を送り警告などするが、結局1981年6月21日に議会に告発され翌6月22日にそれを受諾。ラジャーイーが大統領に就任する。バニーサドルは国外に脱出しフランスに亡命。現在も 多くの記事を執筆している。
- イランの大統領
- 初代:
-
- 先代:
- －
- 次代:
- モハンマド・アリー・ラジャーイー
