アタコラ県
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アタコラ県(Département d'Atacora)は、ベナン北西部の県である。南部にドンガ県、南東部にボルグー県、東部にアリボリ県と接し、隣国では北部にブルキナファソ、南西部にトーゴと接している。中央をアタコラ山脈が南北に横たわり、高い所で641mある。その西側のペンジャリ盆地にはペンジャリ国立公園(Parc National de la Pendjari)が設けられている。ブルキナファソとの国境となるペンジャリ川は、ニジェール川へは行かず、南西方向へと流れ、ベナン、ブルキナファソ、トーゴとの国境附近でオティ川と合流する。1999年に南部が分離してドンガ県となった。面積20,459km²、人口601,537人(2006年)、県都は元大統領マチュー・ケレクの生誕地ナティティングー(Natitingou)である。