アイダホ大学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アイダホ大学(英名:the University of Idaho)は1889年に創立された州立大学。アメリカ合衆国アイダホ州北西部のモスコー市に本部を置く、アイダホ州最古の大学であり、州を代表する大学である。同学はモスコーの本部キャンパスのほか、州北西部の主要都市コー・ダリーン、南西部の州都ボイシ、南部のツインフォールズ、南東部のアイダホフォールズにもキャンパスを置く。
約10km西、ワシントン州プルマンにワシントン州立大学があり、同学と様々な交流を行っている。なお、ポカテロにキャンパスを構えるアイダホ州立大学とは別の大学である。
目次 |
[編集] 概略
- 学生数 12,476名
- 留学生数 645名(92ヶ国)
- 教員数 847名
- 職員数 1,505名
- キャンパス面積 570万平方メートル(本部キャンパス)
[編集] キャンパス
モスコー市にある本部キャンパスは丘の上に立地し、その建物は赤レンガで統一されている。教室、寮、発電所、郵便局、コンビニエンスストア、図書館などの他に、ゴルフコース、ジム、ドーム球場(フットボール用)と言ったスポーツ施設、牧場、植物園などが併設されている。なお、教室のある地域はごく一部であり、ほとんどが、植物園、牧場、農場などに使用されている。
モスコー市の人口は、約2万人であり、アイダホ大学に関わる人が1.5万人程度であることを考えると、モスコー市の中心産業が教育であることが、容易に推測される。また、付近に、ワシントン州立大学を始めとした、いくつかの大学があり、学園都市を形成している。
[編集] 研究・教育など
- アイダホ大学などの研究者チームがラバのクローンを、世界で初めて誕生させた。
- 商経学部において、大学院におけるMBAを手本とした、IBCと言うカリキュラムを採用している。大学も、商経学部の建物を新築するなど、バックアップをしている模様。
- 音楽学科が主催するジャズ・フェスティバルが開かれている。
- コンピューター設備は、全米でトップクラスである。
[編集] 学部・研究科
アイダホ大学は、学士号から博士号まで、140を超える学位を提供している。
- College of Agricultural and Life Sciences(農業・生命科学)
- College of Business and Economics(商経学)
- College of Education(教育学)
- College of Engineering(工学)
- College of Law(法学)
- College of Letters, Arts and Social Sciences(文・芸術・社会科学)
- College of Natural Resources(自然資源学)
- College of Science(理学)
- College of Graduate Studies(大学院)
※ 和訳は、公式なものではない。
[編集] 研究所
- Aquaculture Research Institute
- Center for Advanced Microelectronics and Biomolecular Research
- Environmental Research Institute
- Idaho Water Resources Research Institute
- Microelectronics Research and Communications Institute
- National Institute for Advanced Transportation Technology
- Center for Applied Thermodynamic Studies
- Center for Hazardous Waste Remediation Research
- Center for Intelligent Systems Research
- Center for Salmonid and Freshwater Species at Risk
- Center for Secure and Dependable Systems
- Center for Sustainable Aquaculture
[編集] 有名な卒業生
- W・マーク・フェルト - "ディープ・スロート"
- E・E・スミス - SF作家
- ダン・オブライエン - 十種競技選手、アトランタオリンピック金メダリスト