しんかい6500
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しんかい6500は、海洋研究開発機構が所有、運用している大深度有人潜水調査船。1989年着水、同年8月試験潜航(無人潜航)で最大潜航深度6,527mを達成。1998年有人潜航を開始。「しんかい2000」の運用実績を基にして、後継艇として建造された。2002年11月に「しんかい2000」が運用休止されたため、現在、日本が所有する唯一の大深度有人潜水調査船となった。
[編集] 性能諸元
- 全長:9.5m
- 全幅:2.7m
- 全高:3.2m
- 乗員数:3名(パイロット2名、研究者1名)
- 最大潜航深度:6,500メートル
- 最大速力:2.5ノット
- 耐圧殻直径:φ2.0m
- 潜航時間:9時間
- 乗員生命維持時間:129時間(以上)
- ペイロード許容重量:150kg
[編集] そのほか
2006年にリメイクされた映画「日本沈没」では「しんかい」シリーズが、わだつみ2000、わだつみ6500という名称で登場するシーンがある。