ごどうふ
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ごどうふ(呉豆腐)とは豆腐の一種である。佐賀県、長崎県に分布する郷土食で、佐賀県有田町のものが有名である。
[編集] 概要
一般的な豆腐は豆乳をにがりを使って固形物にするが、ごどうふでは豆乳にくずや澱粉を混ぜ、加熱し凝固させる。食感はもちもち感があり、やわらかなプリンを思わせる。九州地方特有のあまくち醤油が良くあう。酢味噌やすりゴマと醤油を混ぜ砂糖で味を整えたごま醤油、わさび醤油もよく用いられる。
長崎市の唐寺に伝わる精進料理「普茶料理」は隠元禅師によって日本に伝えられた。これらの中に、ごどうふと同じく、くずや澱粉で固める胡麻豆腐があり、ごどうふはこの派生形とみられる。有田町には、昭和の初め頃、大豆を買い付けに長崎を訪れた有田の商売人が、中国人からくずを使った豆腐の作り方を教わったのが始まり―という言い伝えがある。