お菓子系アイドル
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お菓子系アイドル(おかしけいアイドル)は、ブルセラ系のグラビアアイドルの総称。
この種のグラビアを主に掲載していた雑誌が『クリーム』、『ホイップ』、『ワッフル』(路線変更後、休刊)、『ラッキークレープ』(休刊)、『ジューシープレス』(休刊)と菓子名を誌名に使用していることが多かった(『Beppin-School』、『スーパー写真塾』、『純情angel』(休刊)など、菓子名を使っていない雑誌も存在する)ことからこの名がついた。これらの雑誌は「お菓子系雑誌」と呼ばれる。資料
ちなみにこれらの雑誌でもっとも長い歴史を持つ『クリーム』のタイトルは洋楽の『クリーム』が元ネタであり、菓子名からついたわけではない。あくまで、後発の雑誌も菓子名(に聞こえる)タイトルを用いたことから生じた名前である。
「お菓子系アイドル」という語は長らくお菓子系雑誌のモデルのみを指していたが、2000年代には一般のグラビア雑誌においても中高生グラビアアイドルのブルセラ系グラビアの人気が高まり、その境界は曖昧になりつつある。
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[編集] 歴史
[編集] 成り立ち
お菓子系アイドルの源流は、1986年創刊の『すッぴん』に登場していた田辺奈江(現在の裕木奈江)、石田ゆり子、石田ひかりや、1991年創刊の『Beppin-School』に登場していた宮内知美、金沢文子等の「制服系アイドル」だと考えられている。
1992年に創刊した『クリーム』は当初、ブルセラグラビアとともに、中高生モデルのものを含むヘアヌードを売り物にしていた。モデルは玉石混淆であり、グラビア雑誌的な側面よりブルセラ志向の成人向け雑誌としての性格が強かった。しかし1990年代中ごろから徐々にアイドル路線を主軸にする方針に転換、江沢規予(現:江沢のりよ)、浅川千裕(現:浅川稚広)、中村聖奈らを輩出した。
[編集] 全盛期と児童ポルノ法
1997年に相川みさおが登場すると、クリーム系アイドルは一気にブレイクする。同年後半には類似雑誌の『ラッキークレープ』『ワッフル』が相次いで創刊。その後現在の「お菓子系アイドル」という呼称が生まれ、定着に至った。
全盛期のお菓子系雑誌には金子志乃、久保亜沙香、高木美貴、春田萌、升水美奈子ら数多くの人気モデルが誕生した。彼女らの中には数ヶ月という非常に短い期間しか活動しなかった者も多くいたが、それらのグラビアは2000年代に入った今なお人気が高い。資料
この流れを止めたのが、いわゆる児童ポルノ法である。1999年11月1日に施行されたこの法律は未成年モデルのヌードの掲載を不可能にし、お菓子系雑誌のエコシステムの一端が崩れた。
また、第二条第三項の「衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの」という記述について「水着等でも該当するのではないか」との解釈が広まり、1999年11月1日の施行直後には各地の書店からお菓子系写真集が撤去される、各種雑誌も中高生モデルの水着グラビアや表紙でのモデルの学生服着用を自粛する、などという過剰反応がおきた。
もっとも、この過剰反応は一時的なものであり、中高生モデルの水着グラビアは翌年には復活し、2,3年後には表紙での学生服着用も復活している。
これにより従来の編集方針の維持は極めて困難になり、『ラッキークレープ』『ワッフル』(一旦はストリート系雑誌に路線変更したが人気の凋落は止められなかった)は相次いで廃刊。お菓子系雑誌の本家本元である『クリーム』もこれを受けて方針を転換し、成人モデルを使ったブルセラ系ヌードグラビアを多く掲載するようになった。また、デビュー直前のAV女優をその経歴を隠して起用、ヌードなしのグラビアで数回掲載することで「お菓子系アイドルのAVデビュー」という宣伝にも間接的な協力を行った。(但し最初はAVデビューの予定がなく、お菓子系アイドルとして長く活動した後にヌードモデルやAV女優に転身した者も多数いる。)
[編集] その後
クリームの方針転換により、お菓子系アイドルブームは一気に終焉した。萩原舞や風野舞子ら全盛期から活動していた数人のモデルは引き続き人気を集めたが、時の流れにより彼女らがヘアヌードを披露しブルセラグラビアから遠ざかると、後続の若手モデルの不足が浮き彫りになった。
児童ポルノ法施行から数年間は継続的に人気を集めるモデルが育たず、お菓子系の暗黒時代と呼ばれた。しかし2004年ごろからは一般のグラビアアイドル業界において、U-15や高校生着エロなどお菓子系に類似する要素を持ったアイドルの人気が高まり、お菓子系アイドルも外部との連動による盛り上がりが見えつつある。
[編集] 特徴
お菓子系アイドルはいわゆる芸能人に分類されるが、声優や地下アイドル同様に一般大衆の認知度が低く、特定マニア層の人気が目立つのが特徴である。かつてお菓子系雑誌に登場し、その後有名グラビアアイドルとなった者には三津谷葉子・沼尻沙弥香らがいるが、彼女らはお菓子系アイドルとしての活動実績がそれほど多くなく、知名度も低かった。現在のところ、お菓子系雑誌で長期に活動し人気を誇ったモデルが人気グラビアアイドルになった例はない。
お菓子系アイドルの活動期間は概して短く、多くの場合数ヶ月から数年でメディアへの露出を絶やす。これはお菓子系というジャンルがブルセラ系グラビアをベースに成立しているためで、モデルは現役中高生であるか、それに近い容姿を保っているかでなければ活動が難しくなる。
また、お菓子系アイドルは通常のアイドルより多くの肌の露出を要求されやすい。この傾向は活動期間が長期にわたるほど顕著になり、絶頂期のお菓子系雑誌では数回以上登場したモデルのほぼ全てが下着姿を公開していた。また、このジャンル特有である下着から意図的に陰毛を透けさせる技法も、人気や年齢に関わらず多くのモデルで用いられた。このような仕組みのため、トップレベルの人気を誇ったモデルであっても十代後半にはセミヌード・ヘアヌードになる者が珍しくなかったが、しかしそのような形でヌードを公開した場合でも年齢的な限界はすぐ目の前に迫っており、その後のお菓子系雑誌における活動期間は長くはなかった。
15歳からお菓子系雑誌に出演し人気を集めた萩原舞は2000年に18歳でヘアヌードを披露したが、その際「水着の次は下着、下着の次はセミヌード、セミヌードの次はヌードと流れが出来ていてこの業界にいるには脱ぐしかなくなってしまった」「ヌードにならなければ全く仕事がなかった」とファンコミュニティに語っている。萩原はその後アダルトビデオへの誘いを拒み続け数年間ヌードモデルとして活動したが、結局2004年には出演を行うに至っている。
萩原舞や春田萌(北島優)などのように、幼少時からお菓子系雑誌で活動しているモデルであってもAV女優への転向を迫られる者がおり、また前述のように近年では元お菓子系アイドルを装ったAV女優が数多く見られる。このため、一部ではお菓子系アイドルを「AV女優予備軍」として卑下する向きもある。
なお、2000年代に入ってからは通常のグラビアアイドルとの境界線が不明瞭になったため、このようなお菓子系独自の文化・特徴も薄まりつつある。
[編集] 主なお菓子系アイドル
[編集] 初期のお菓子系アイドル
- 江崎優子
- 荻原美奈子
- 北島里穂
- 綺月あいり
- 児島玲子 - セミヌードまで。「クリーム」黎明期の人気者。後年、テレビの釣り番組にも出演。
- 小林有子
- 桜井美代子
- 嶋尾真由
- 白石琴子 - 仁科由美子・仁科留美・水木奈津子・内田美穂・本宮あいかと別名が多い。1998年、白石ことこ名義でAVデビュー。ストリップにも。
- 高井里好 - 股間の際どい部分まで見せたグラビアは伝説となっている。
- 中西由美
- 花畑美帆子 - 肌の露出度大。後に「須之内美帆子」としてレースクイーンとして活動し、テレビ番組「ワンダフル」ワンギャル2期生でもある。
[編集] 全盛期のお菓子系アイドル
- 相川みさお - お菓子系ブームの中心人物。ヘア透け(乳首が透けたカットもある)まで。2005年7月、惜しまれつつ結婚引退。[1]
- 相田紗月 - セミヌードまで。
- 浅川千裕 - お菓子系ブーム黎明期の立役者。雑誌「クリーム」の部数増に大きく貢献した。岡部令子とのユニット[ペパーミント]でCDデビューも果たしたが、メジャーで成功はならなかった。2001年NHK教育テレビ「中国語会話」にレギュラー出演し、お菓子系マニアを驚かせた。現在も女優として地味ながらも活躍中。2006年9月公開の映画『フラガール』にも出演している。[2][3]
- 浅田真子 - くまきりあさ美。
- 飯窪五月(いいくぼめい) - セミヌード写真集あり。
- 五月女ゆうり - 手ブラまで。
- 石井里穂 - アヒル口が特徴。根強いファンを持つ。
- 井上理絵 - エクボと童顔が特徴のモデル。
- 今井さちこ - ヘア透け・胸ポチまで。中里桃子・高木美貴とのコラボ写真集「Herb(ハーブ)」が有名。
- 江沢規予(江沢のりよ) - セミヌード。(但し写真集ではヘアの影が写ったカットがある)
- 大森亜由子 - 爆発的ではないが安定した人気を保ち、お菓子系黄金時代の中期を支えた。次第に露出度がアップし、活動終盤はきわどい水着ショットが多かった。
- 小野瀬めぐみ - 八重歯全開の笑顔とむちむちの太腿で人気を博した。
- 小野田優美 - 体育会系美少女。中学・高校とバレーボール部に所属。健康的なお色気がファンを魅了した。
- 織原奈未(折原奈美)
- 風野舞子(結城つばさ) - ヘアヌード。誤解されがちだが、ヌードモデルとしての活動のみでAV出演はしていない。
- 金子志乃 - 美少女系。人気モデルにしては珍しく下着までで、ヘアも透けていない。
- 香月千春 - セミヌードまで。沙倉ちはるとしてグラビア活動継続。
- 河村理沙
- 北島美穂
- 木村沙也果 - ビデオで見せる底なしの明るさが特徴。手ブラ、ハミ毛まで。キャバクラ行き。
- 工藤綾美 - お菓子系雑誌で活躍の後、AVへ転向。NHK久保純子アナのそっくりさんとして話題になった『鬼畜輪姦6』(上田美穂名義)をはじめ、レイプ・SMなどハードな作品に多数出演している。
- 工藤珠琴 - お菓子系の中でもロリータ的な妖しさで人気を誇った。後に柏木 綾の名前でAVデビュー。本番ありの激しい内容でお菓子ファンを驚かせた。[4][5]
- 久保亜沙香 - 相川みさおらとともに、お菓子系を代表するモデル。ブームの終盤には、週刊プレイボーイにもグラビアで登場した。現在も歌手・タレントとして、マイナーながらライブ等でアクティブに活動中。また、ほんわかとした空気の中にも彼女の鋭い感性を表現したブログには定評があり、固定の読者も多い。[6]
- 倉石香織 - ヘアヌード。
- 栗原みく - 八幡えつこ
- 小礒絵里奈 - 13歳という低年齢でお菓子系デビューし、痛々しいほど華奢なカラダでロリータ的な魅力を発散した。
- 幸田奈美 - セミヌードまで。
- 坂倉由里子 - セミヌードまで。
- 笹原好子 - やや落ち着いた雰囲気を持つ美少女。
- 佐藤えつこ - ヘア透けまで。「スジドル」としても有名。
- 真田奈美 - 美形とは言えないものの自然な笑顔に定評があり、もっともお菓子系アイドルらしいキャラクターと言える。「あかさたな」という妖しげな名前の5人組アイドルグループでメジャー進出を図るも失敗。そのまま引退してしまった。お菓子時代のグラビアは今も人気が高い。
- 島田真実佳 - 1998年11月デビュー。お菓子黄金期終盤の売れっ子であった。
- 志村さゆき - 関原さゆき。ロリータ系
- 高木美貴 - ヘア透けまで。ソロ写真集発売の予定もあったが、本人の意思により話は流れている。「リーブ21」のCMに出演しているとの情報がある。
- 田口綾香 - 加藤明日美
- 高松あい - 「第1回ジャパンオーディション」タレント部門にてグランプリを受賞しながら、なぜかお菓子系雑誌でのプロモーションが多かった。映画の主演など、メジャータレントにいちばん近いところにいるお菓子系モデルだったが、残念ながらブレークせず現在に至る。
- 谷口ともみ - 16歳でお菓子系デビュー。当時、将来の夢は「天使になること」と必ず答えていた。モデルとして活動継続中。[7]
- 遠山麻衣子 - ヘアヌード。下着が見事にくい込んだショットが秀逸。
- 中里桃子 - 手ブラまで。お菓子系全盛期の中心的モデル。「クリーム」を中心に各種雑誌グラビアで活躍した。
- 仲谷由佳 - 相川みさおとは事務所が同じで親友。2人でグラビアに出たこともある。「仲谷由佳」と「山中由佳」の2つの芸名を使い分けていたが、理由や使い分けの基準は不明。
- 中村聖奈 - ブーム以前から活動する古参。1999年 MIZUHO名義の写真集でヘアヌードを披露し、当時のお菓子ファンに衝撃を与えた。
- 七園未梨 - 肉感的なボディで根強いファンを持つ。現在もモデルやスターチャットで活躍中[8]
- 西崎華子 - ローティーンとは思えない大人っぽいルックス、整った顔立ちで多数のグラビアに出演した(14歳でデビューとなっているが、年齢表示が正しいかどうかは不明)。<注>この業界では、モデルの年齢詐称は半ば常識となっている。
- 沼尻沙弥香 - 最近ブレークしつつある彼女も、元はといえばお菓子系デビュー組である。13歳中学1年のとき、現在と同じ名前でクリームに登場している。
- 野本春香 - 一時「春香」名義で活動するも芸名を元に戻し着エロ路線でグラビア活動継続。
- 萩原舞(久保くるみ) - 15歳から活動する人気モデル。2000年にヘアヌード、2004年にAVデビュー。
- 春田萌 - 2004年、北島優名義でAVデビュー。
- 日置由香
- 藤崎弥代 - 豊満なカラダと印象的なルックスで人気があった。下着グラビアやセミヌード、ヘア透けもあり。現在も、撮影会やDVDでモデルとしての活動を継続している。名古屋在住。
- 古屋かおり - お菓子系きっての美少女モデル。早くに歌手デビューも果たした。現在も歌手・FM局DJとして活躍中。[9]
- 星野いづみ - 星川たつみ、町田早紀、桜木瑠璃子などの名前でも活動。瀬名涼子名義でAVデビュー。
- 升水美奈子 - お菓子系全盛期に絶大な人気を誇った。2004年に着エロビデオで再デビュー。
- 松岡由樹 - 松岡ゆき名義で一時(普通の)アイドル活動をしていた。現在はレースクイーンとして活躍中。
- 松下未来 - 同じくお菓子系アイドル出身のヌードモデル・女優の松本未来とは名前が似ているだけの別人。
- 松下めい(金田美香)
- 三上美鈴 - 引退後、ネット上に無修正ヌードが流れたことで話題となった。
- 水咲れの
- 美月ゆいな - 「大澤恵」名義でAVデビュー。
- 山咲 楓 - 久保亜沙香が登場するまでの間、雑誌「ワッフル」の黎明期をほとんど一人で支えた(と言っても過言ではない)人気モデル。その後、突然活動を休止した。
[編集] その後のお菓子系アイドル
- 秋野圭子 - 野原りん名義でAVデビュー。(但し、グラビアや写真集等では継続して秋野圭子名義を使っていた)
- 朝倉愛理
- 石川優実 - 2000年代のトップモデルのひとり。ヘア透け・セミヌードまで。
- 音羽くるみ - 下着まで。
- 加藤友香 - 2000年代のトップモデルのひとり。セミヌードまで。
- 葵かなみ - 加藤友香(同時期に活動した)と並び2000年代のトップモデルのひとり。
- 如月らん - ヘア透け・セミヌードまで。ゴールデン小雪という名義で一般グラビアへ。
- かでなれおん - 現在の芸名に至るまで多数の芸名を使っていた。ヘアヌード写真集を出したが、その後普通のグラビアアイドルになった珍しい例。
- 木嶋のりこ - 2000年代のトップモデルのひとり。
- 木村さやか
- 仲村みう - 現役高校生。(活動を開始したのは中学生の時)ミスマガジン2006・ミスヤングマガジン。
- 山本瑠衣 - 森田留衣名義でヘアヌード。
- みひろ - ヘアヌード(デビュー時からヌードモデルだった)、最初は「AVに出てる子には負けたくない」と一貫してAV出演を拒否し続けていたが、ヌードモデル専門の活動を「中途半端」と言われたのをきっかけとしてAVデビュー。
- 桃瀬えみる - みひろと同じ頃に活動。やはり同じように何年かヌードモデル(みひろより期間が長い)として活動した後、AVデビュー。
- 鈴木ゆき
- 原なつみ
- 小原かおり
[編集] お菓子系ブームの立て役者
[編集] 編集者
- 織田竹蔵 - ミリオン出版の雑誌『クリーム』初代編集長として、創刊号から67号まで5年半にわたって編集に携わる。誌名 "クリーム" の名付け親であり、お菓子系ブームの流れを作った張本人。その功績は非常に顕著であり、再評価されるべきであろう。
- 美馬義則 - 竹蔵氏の後を継いだクリーム2代目編集長。
[編集] カメラマン(+ヘアメイク)
- 小町剛廣 - クリームのNo.1カメラマン。「この子カワイイなぁ~」と思ったら、小町カメラマンの作品であることが多い。浅川千裕を編集部に売り込んだのも、実はこの人である。ニックネームは「アミーゴ」「小町親分」。
- 三上泰史 - 小町カメラマンに負けず劣らず、素晴らしい作品が多い。
- 中村誠作 - 小林有子、古屋かおり、小野瀬めぐみ、などを担当。真田奈美の「純度100%の笑顔」を引き出したことでも印象深い。
- 井上武明 - 升水美奈子、大森亜由子、島田真実佳などを撮っている
- 小野真由美 - アイドルっぽい名前だが、『クリーム』の美粧と言えばこの方。クリームガールたちとも仲良しで、メーキングページにもたびたび登場している。いつも巻頭の美少女たちが輝いているのは、小野サンのお陰なのかもしれない。