うたのえほん
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うたのえほんとは、1961年4月~1966年3月までNHK総合テレビで放送されていた幼児番組である。1966年3月からは『おかあさんといっしょ』に併合され、現在の「うた」と「たいそう」コーナーの源流となる。
内容は『うたのおねえさん』による楽しい歌と『体操のおにいさん』による体操の2つ。開始当初はうたのおねえさんに真理ヨシコ・中野慶子(随週で出演)、体操のおにいさんに砂川啓介を起用した。
特に体操は専門家の意見を参考に、幼児の好む動きや発育を助けるものなど7つの運動が選ばれ「元気に一、二」として放送したが、1963年からはこの体操でカバーしきれなかった運動を盛り込んだ第2体操「オモチャのラッパ」も放送された。
開始当初から大きな反響を呼び、番組内からは新しい童謡が多く生まれた。視聴層も幼児やその母親に限らず、子どものいない夫婦や高齢者など多岐にわたった。