YJ-8 (ミサイル)
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YJ-8(中国名:鷹撃-8/Ying-Ji-8、輸出名:C-801、NATOコードネーム:CSS-N-4 Sardine)は、中国人民解放軍が開発した対艦ミサイルである。中国人民解放軍の主力対艦ミサイルであり、距離を大きく強化された派生型を含め広く装備されている。
[編集] 概要
YJ-8は北京にある中国海鷹電気技術学院(CHETA、別名:第三航空宇宙学院)で1970年代早期から開発が開始され、1980年代後期に完成した。いままでの中国製ミサイルと違い、ソ連のR-15対艦ミサイルとは設計が大きく異なり、かわりに西側の技術が導入されており、フランスのエグゾセおよびアメリカのハープーン対艦ミサイルとの類似性が見られる。
[編集] 派生型
- YJ-8 (C-801) - 射程42km
- YJ-8A (C-801A) - 折畳翼のYJ-82。
- YJ-8K (C-801K) - YJ-8の空中発射型
- YJ-8Q (C-801Q) - YJ-8の潜水艦発射型
- YJ-81(C-801A) - 射程80km
- YJ-82 (C-802) - 射程120km
- YJ-82A (C-802A) - YJ-82の輸出型、2005年のDSEIで展示され、180kmの射程があると発表された
- YJ-82K (C-802K) - YJ-82の空中発射型
- YJ-83 (C-803) - 射程150-200km
- YJ-83K (C-803K) - YJ-83の空中発射型
- YJ-85 (C-805) - 開発中の対地巡航ミサイル(LACM)。射程400km。
[編集] 仕様
- 全長: 5.814m
- 直径: 0.36m
- 翼幅: 1.18m
- 発射重量: 815kg
- 弾頭重量: 165 kg 遅延信管付 半徹鋼弾
- 動力: 固体ロケットエンジン、固体ロケットブースター
- 最大速度: Mach 0.9
- 最大射程: 42km
- 飛行高度:巡航 20~30m 攻撃; 5~7m
- 誘導: 慣性+ARH
カテゴリ: 統合依頼 | 中華人民共和国の兵器 | 対艦ミサイル