SF大会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
SF大会はサイエンス・フィクションとファンタジーのファンの集まるお祭りである。
目次 |
[編集] 世界SF大会
最初のSF大会はニューヨーク市で1939年に開かれた。 地方のSFファンクラブによって組織されたものであった。 それに続く大会は1940年と1941年に開かれ、 そこで太平洋戦争によって中断され、再び大会が開かれたのは1946年であった。 その後は毎年大会が開かれている。 これらの毎年の大会は世界SF大会またはワールドコンと呼ばれ、 主に北アメリカの大都市のどこかで開かれるが、 時には世界のそれ以外の都市で開かれる。 大会が北アメリカ以外の都市で開かれるときは、 同じ年にミラー大会が北アメリカの都市で開かれるが、 それはワールドコンとは呼ばれない。 また最初の世界SF大会が開かれて以来、 多くの地方SF大会が世界各地でさまざまな時期に開かれている。
それらの大会において、SFファンはSFのプロの制作者(作家や画家や映画制作者など) と一緒に過去の名作や最近の作品やSFの市場や将来について語り明かす。 ワールドコンの参加者によって、前年の最良のサイエンス・フィクションを選ぶ投票がなされる。 これはヒューゴー賞と呼ばれる。
[編集] 世界ファンタジー大会
ファンタジーもこれらの大会の日程の中で扱われてきたが、 1970年代にファンタジー文学の人気が高まり、 独立した世界ファンタジー大会が1975年に開かれ、 それ以後毎年開かれている。 しかしながら、世界ファンタジー大会はファンとの接触が少なめであり、 世界ファンタジー大会の参加者の多くはワールドコンにも参加している。
[編集] 他の大会
サイエンス・フィクションのいくつかの作品(多くは映画かテレビシリーズ)も、 その作品単独で大会を開けるくらいの大勢のファンを獲得している。 (『スタートレック』、『ダーコーヴァー年代記』、『スター・ウォーズ』など)
[編集] 日本SF大会
日本SF大会は、1962年に東京で開かれて以来、毎年開かれている。 ヒューゴー賞にならって、日本SF大会で参加者の投票によって選ばれる賞は星雲賞と呼ばれる。 日本SF大会の開催地の調整は日本SFファングループ連合会議が行っている。