RenderMan
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RenderMan®(レンダーマン)はピクサー・アニメーション・スタジオ(現ウォルト・ディズニー・カンパニー)によって開発されたレンダリング用のソフトの一群。RenderMan for Maya™、 RenderMan Artist Tools™、RenderMan Pro Server™、がある。
ピクサーは1986年、ルーカスフィルム社のコンピュータ・アニメーション部門をスティーブ・ジョブズ(アップルコンピュータの創業者の一人。現 会長兼CEO)らが買収して設立した会社であるが、RenderMan自体の開発はピクサー設立前からなされていた。
ピクサー・イメージ・コンピュータというピクサーが販売していた専用コンピュータに、RenderManと命名される前のシステムが搭載されていた。(このレンダリングシステムをハードウェアで実行するものがピクサー・イメージ・コンピュータである、とも云える。)これを改良(シェーダー言語、シーン記述文法いわゆるRIB(RenderMan Interchange Bytestream)フォーマットなど)したものをRenderManとした。
現在も技術更新が継続されており、フォトリアリスティックな3DCGを制作する上で役立ち、「ジュラシック・パーク」、「スター・ウォーズ」、「ロード・オブ・ザ・リング」などのハリウッドによるVFXで頻繁に使用されている。
他社製の対抗レンダリングソフトであるV-Ray、final renderなどと同様に、1000ドル程度での価格帯で販売されている。