Jサテライトリーグ

Jサテライトリーグ（じぇい・さてらいとりーぐ）とは、Jリーグの登録選手のうち、特に出場する機会の少ない若手選手に実戦の機会を提供することを目的に、1992年度から毎年Jリーグの公式戦と並行して実施している育成リーグのことである。

[編集] 参加チーム・グループ構成(2006年)

大会にはJ1の全チームと、J2の中から数チームが参加（必ずしも全チームが参加するとは限らない。また創設当初はJFLリーグで活動するJリーグ準会員チームも数チーム参加していた）し、いくつかのグループに分かれて2回戦総当たり戦を行う。2006年度の場合は、J1の18チームとJ2の10チームを加えた28チームが参加しており、4～5チームを1組としてホーム・アンド・アウェーによるリーグ戦を行う。

なお年度によっては全参加チーム総当りの年、あるいは複数のグループに分けたリーグ戦の後上位チームによる決勝トーナメントを行ったことがあったが、現在はグループリーグのみで全体の優勝決定戦は行っていない。

出場選手としては原則として23歳以下の選手で構成されることとなっているが、ゴールキーパーについては特に年齢制限を設けていない。また、フィールドプレーヤーでも1試合数人程度24歳以上のオーバーエイジ選手の出場が認められている他、第2種登録（ユース=高校生年代）のうちJリーグに届出を済ませた選手（人員定員なし　トップチームは1チームに付き5人まで）も出場できるようになっている。

サテライトチームをJ2以下のクラスに参戦させるべきだという意見が一部クラブにある。実際、リーガ・エスパニョーラでは、トップチーム以下のディビジョンにそのサテライトチームを参加させている。
日本サッカーリーグ時代にもサテライト相当の下部組織チームとしてヤンマークラブ（ヤンマーサッカー部）、読売FCジュニオール（読売FC）がそれぞれ兄弟参戦した事例がある。また日産FCも日産FCファームとして関東リーグに参加していた。ヤンマークラブはその後サッカー部の一本化により廃止、読売FCジュニオール、日産ファームもサテライトリーグ発足とともに所属していた社会人リーグへの参戦をやめてサテライト一本に絞って活動している。
また、ジェフ・クラブや徳島ヴォルティス・アマチュアがサテライト組織とは別に第1種のアマチュアチームを地域リーグに参加させている事例もある。
サテライトリーグでは、試合への入場料が無料の場合が多いが、一部試合では有料試合も見られる。が、その場合でもトップの料金と比べればかなり割安なことが多い。また、一部クラブではホームゲーム入場者にプレゼントを配るところもある。