高蔵寺ニュータウン
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高蔵寺ニュータウン(こうぞうじ―)は、愛知県春日井市東部の丘陵地帯に建設されたニュータウン。千里・多摩と並ぶ黎明期のニュータウンの一つである。
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[編集] 概要
1960年に建設が開始され、1968年から入居が開始された。計画人口は81,000人で、現在の人口は50,000人程度。
ニュータウンの中心には、アピタを中心としたショッピング街があり、また、ニュータウン付近に、郊外型の店舗が多数進出している。 本当はニュータウンの中心部に残る自衛隊弾薬庫の移転も前提に構想されていたはずだが、今なお現役の弾薬庫として機能しており、戦時にはリスクの高いニュータウンでもある。 近隣にある桃花台ニュータウンも陸軍幼年学校跡とその周辺丘陵地帯を開発したものであり、軍都として発達した中京エリアの名残が感じられる。
交通手段としては、JR中央本線高蔵寺駅があり、名古屋地区まで20分程度で出られる。ニュータウン内の交通は、名鉄バスがあり、また、車の所有率も高い。
名古屋市のベッドタウンであるため、名古屋市への勤務者がきわめて多い。また、他のニュータウン同様、高齢化が深刻な問題になっており、一時は学区統廃合の議論も起こった。現在は初期入居者の子供たちのUターンによりある程度人口は持ち直しを見せている。
なお、ニュータウンなので新く付けられた地名ばかりで、かつこのニュータウン自体が丘の上にあるという特徴もあってか、「台」の付く地名が非常に多い。(藤山台、岩成(いわなり)台、高森台、中央台、石尾台、押沢台など。)