高崎経済大学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高崎経済大学(たかさきけいざいだいがく、英字表記:Takasaki City University of Economics)は群馬県にある公立大学のひとつ。設立母体は高崎市。地元では高経大(たかけいだい)または単に経大(けいだい)と呼ばれる。
第二次世界大戦後、群馬県における官立高等教育機関は群馬大学として統合された。高崎市は北関東随一の商都にふさわしい経済・経営系部局の誘致をはかったがかなわず、独自に高等教育機関を設置することとなった。1952年関東軍旧高崎第15連隊兵舎跡地に高崎市立短期大学を設立、1957年同短期大学を発展的に解消し、高崎経済大学を設立した。
設立時に群馬県内はもとより近隣諸県に経済学部を有する大学はなかった。また今日でも、社会科学系の大学院を博士後期課程まで設置する大学は北関東信越地方において数が限られる。
2007年度に大学設置50周年を迎える。数ある公立大学の中では比較的歴史を有する大学である。
中期日程(旧C日程)および全国主要都市における地方試験など、独自の入試形態により、全国から学生を集めている。東アジア・東南アジアからの留学生が多いことも特徴のひとつである。
大学設立よりほぼ半世紀を経て、経済・地域政策のいずれの部局でも学士・修士・博士の三課程を有し、高等教育機関としての組織的改革はほぼ終了した。2006年度より国公立大学において先駆けて観光政策学科を設置するなど、新たな試みを続けている。
授業等に使用される建物は1~6号館の計6棟。うち1棟、4号館は大学院研究棟である。
目次 |
[編集] 沿革
- 1952年、前身の高崎市立短期大学設立
- 1957年、高崎市立短期大学を発展的解消し、高崎経済大学を設立、経済学部経済学科を設置
- 1964年、経済学部経営学科設置
- 1994年、附属高等学校開校
- 1996年、地域政策学部地域政策学科設置
- 2000年、大学院地域政策研究科(修士課程)設置
- 2002年、大学院経済・経営研究科(修士課程)設置、大学院地域政策研究科(博士後期課程)設置
- 2003年、地域政策学部地域づくり学科設置
- 2004年、大学院経済・経営研究科(博士後期課程)設置
- 2006年、地域政策学部観光政策学科設置
[編集] 学部・学科
[編集] 大学院・専攻
- 経済・経営学研究科
- 現代社会経済システム専攻(博士前期課程)
- 現代経営ビジネス専攻(博士前期課程)
- 現代経済経営研究専攻(博士後期課程)
- 地域政策研究科
- 地域政策専攻(博士前期課程および博士後期課程)
[編集] 附属機関
- 産業研究所
- 地域政策研究センター
- 情報センター
[編集] 附属学校
[編集] 学生生活
他大学との交流では、都留文科大学と主にスポーツ交流を目的とした対抗戦「鶴鷹祭」(かくようさい)が毎年行われる。また近年「ぐんま公立三大学」と称し前橋工科大学、群馬県立女子大学と単位互換制度や合同入試説明会を行うなど新たな連携を模索している。
また高崎経済大学の校章は「三扇」と呼ばれる、扇を3つ使用したデザインであり、学生協同組合の建物、学校祭などにてたびたび名前が登場する。また応援団には「三扇節」という大学独特の応援があり、名物となっている。応援には戦前、高崎に旧陸軍歩兵第15連隊が駐屯していたことから、「高崎歩兵第十五連隊」もある。
[編集] 特色ある大学教育支援プログラム
- 2003年度採択、地域政策学部、「学部理念に基づいた地域・社会との連携」
[編集] 現代的教育ニーズ取組支援プログラム
- 2004年度採択、地域政策学部、「地域づくりへの学生参加教育プロジェクト」
- 2005年度採択、経済学部、「新地場産業の創出と参加型学生教育」
[編集] 大学関係者と組織
[編集] 大学関係者一覧
[編集] 外部リンク
- 高崎経済大学(公式ウェブサイト)
- 高崎経済大学附属高等学校(公式ウェブサイト)
- 高崎市