香川京子
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香川京子(かがわ きょうこ、本名:牧野香子、1931年12月5日 - )は、昭和中期から平成期(1950年代-)の女優。
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[編集] 来歴・人物
茨城県行方郡麻生町(現・行方市)に生まれ、東京都立第十高等学校(現・東京都立豊島高等学校)卒業後の1949年東京新聞主催の「ニューフェイス・ノミネーション」に合格し、1950年に大日方傳監督の『窓から飛び出せ』でデビューする。
その後、成瀬巳喜男監督の作品に次々に出演し、さわやかな演技で人気女優となる。また、溝口健二監督の『近松物語』で主役を演じ、その卓越した演技力で賞賛を浴びた。また、黒澤明監督の作品にも次々と出演した。
1990年に、熊井啓監督の『式部物語』でキネマ旬報助演女優賞、1993年、『まあだだよ』で田中絹代賞、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受ける。
[編集] 出演作品
[編集] 映画
- 稲妻(1952年)
- おかあさん(1952年)
- ひめゆりの塔(1953年)
- 東京物語(1953年)
- 近松物語(1954年)
- どん底(1957年)
- 悪い奴ほどよく眠る(1960年)
- モスラ(1961年)
- 赤ひげ(1965年)
- 華麗なる一族(1974年)
- 男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979年)
- まあだだよ(1993年)
- 深い河(1995年)
- Shall we ダンス?(1996年)
- 阿弥陀堂だより(2002年)
[編集] テレビ
- 花の生涯(1963年、NHK大河ドラマ)
- 樅ノ木は残った(1970年、NHK大河ドラマ)
- 春日局(1989年、NHK大河ドラマ)
- ふたりっ子(1996年~1997年、NHK朝の連続テレビ小説)
- オトナの男(1997年、TBS)
- 一絃の琴(2000年、NHK)
- はんなり菊太郎(2002年、NHK)
- 帰ってきたロッカーのハナコさん(2003年、NHK)