首長
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首長(しゅちょう)とは、一般には合議制に対立する独任制の長官のことをいう。
- 日本で、内閣の代表者としての内閣総理大臣の地位をさす(日本国憲法第66条第1項)。大日本帝国憲法では、内閣総理大臣は首班とよばれ他の国務大臣と同格であったのに対し、現在の憲法における首長としての内閣総理大臣は、他の国務大臣に対し指導的・統制的権限をもっている。
- 都道府県の知事、市町村や特別区の長など、地方公共団体の長を指すことが多い。これは、都道府県知事、市町村長、特別区の区長が、公選された地方議会に対し、それから独立して公選された独任制の長(首長)であるからである。
- 地方公共団体の長を示す時、しゅちょうと発音すると、首相と紛らわしいので、くびちょうと呼ぶこともある。
- イスラム世界の君主の称号の1つであるアミール amīr の訳語としても使われる。元は土侯と訳されていたが、侮蔑的だとして改められた。首長の称号を首長号ともいう。
- オセアニアの君主の称号の1つであるトゥイの訳語として、「大首長」という言葉も使われる。これも元は「大酋長」と呼ばれていたものが、侮蔑的だとして改められたものである。
- 仏教やキリスト教においても組織の代表者に対して用いられる事がある(例:イギリス国教会の「首長令」(「国王至上法」とも))。
[編集] 普通地方公共団体の長
- 任期は、4年である。
- 議会との関係
- 再議(地方自治法第176条)
- 議会の解散権(第178条)
- 専決処分(第179条)