金生川
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金生川(きんせいがわ)は愛媛県四国中央市の旧川之江市域を流れる二級河川。徳島・愛媛県境付近を源流とし、同市川之江町で瀬戸内海に注ぐ。
この地域の地名「川之江」は、金生川の河口付近を指す地名として発生したと言われる。1947年に洪水対策として現在の国道11号川之江町港通り付近を流れていた下流部の流路変更が完成し、現在の位置となった。紙パルプ工場の排水により、1970年代には水質汚染が問題となった。1990年代には河口で採られた魚からダイオキシンが検出され、マスコミでも大きく取り上げられた。流域面積が小さいため少雨が続く時には下流で断流が起き、水溜りが悪臭を放つ光景も見られた。現在では市民により鮎の放流が行われ、汚染は改善されている。