郡山市営開成山野球場
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郡山市営開成山野球場 | |
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Koriyama Kaiseizan Baseball Stadium | |
施設統計 | |
所在地 | 福島県郡山市開成1-5-12(開成山公園・開成山総合運動場内) |
開場 | 1952年 |
所有者 | 郡山市 |
管理・運用者 | 郡山市 |
グラウンド | 内野:クレー舗装 外野:天然芝 |
照明 | 照明塔:6基 |
設計者 | |
使用チーム、大会 | |
収容能力 | |
19,680人 | |
規模 | |
グラウンド面積:-m² 両翼:100 m 中堅:117 m |
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フェンスの高さ | |
郡山市営開成山野球場(こおりやましえい・かいせいざんやきゅうじょう)は、福島県郡山市にある野球場。同市が運営・管理している。
目次 |
[編集] 歴史
郡山市中心部、市役所に隣接する開成山公園の敷地内に1952年開場。陸上競技場、プール、弓道場と共に「開成山総合運動場」を構成している。
1969年に内野スタンドを増築。1987年には照明設備が整備されプロ野球のナイター開催が可能となった。高校野球及び県内アマチュア野球の会場として使われる他、毎年プロ野球のイースタン・リーグ公式戦が1~2試合程度開催されるなど、幅広く活用されている。かつては一軍の公式戦も開催され、巨人、ロッテなどが年1回もしくは隔年で公式戦を行っていたが、築半世紀を超えて施設の老朽化が進み(特に内野スタンド下層部は開場当初の設備を現在もそのまま使用している)、更に県内に福島県営あづま球場、いわきグリーンスタジアムなど新たな施設が順次整備されたこともあって、1990年以降は一軍公式戦は開催されていない。
このため近年は、郡山商工会議所など地元経済界や競技関係者から、市に対して開成山球場の改修を求める声が高まっていた。また2005年からは東北楽天ゴールデンイーグルスがイースタン公式戦を開催するようになり、1万人前後の観客動員をマークするなど一軍公式戦開催の復活機運が高まり始めた。前述の郡山商議所が中心となって東北楽天の後援組織を結成して球団にイースタン公式戦の誘致を積極的に働きかけるなどし、更に商議所が諸経費を負担する形で入場料を無料にするなどした結果、2006年には二軍戦ながら1試合約1万1千人を動員、楽天ファーム公式戦の観客数最多記録を更新した。
これを受けて市は2005年、開成山球場の改修を実施する方針を固めた。同年秋にスタンドの耐震診断を実施し、2006年シーズンオフから本格的な改修工事に着手する方針を決定。中堅を122mに拡張し、土・芝を入れ替えるなどフィールドの改修、内野スタンドのセパレート席化、ダッグアウトの改修等を予定している。尚、市では改修の設計・施工業者を選定するため、2006年10月中に審査委員会を発足させる予定となっている。
郡山市は福島県のほぼ中央に位置しており、県内の他の主要都市と比較すると地理的に有利ではあるが、仮に開成山の改修が完工した場合は前出のあづま、いわきGSが競合施設となってしまうため、これらとの調整を迫られることになる。
なお、郡山市は総合運動場内のスポーツ施設について、2010年度を目途に指定管理者制度を導入する方針を明らかにしている。
[編集] 施設概要
- 両翼:100m、中堅:117m
- 内野:クレー舗装、外野:天然芝
- スコアボード:イニングスコア部=電光式、選手名表示部等=パネル式
- 照明設備:6基
- 収容人員:19,680人