道志山塊
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道志山塊(どうしさんかい)とは、山梨県南東部に広がる山塊。 富士山の北東、桂川と道志川に挟まれた地域に広がる標高1,000メートル前後の峰が東西に連なる。 広大な森林と豊富な保水力を持ち、道志川、相模川など神奈川県の水源域ともなっている。
行政区では山梨県南都留郡道志村を中心に、都留市、上野原市、山中湖村、忍野村、神奈川県相模原市、津久井郡藤野町にまたがっている。 周辺の山地とあわせて、大菩薩・道志山系、または丹沢・道志山系とも呼ぶ。 道志山塊の北側、旧秋山村に広がる山々は秋山山稜、もしくは前道志とも呼ばれる。
訪れる人が決して多くはないが、富士山を間近に望ながらの森林浴が楽しめるほか、富士山の撮影ポイントとしても人気である。 登山ルートは道志村、上野原、山中湖、相模湖方面からの登山道が整備されている。
最高峰の御正体山(1682m)をはじめ、鳥ノ胸山(とんのむねやま)、菜畑山(なばたけうら)、二十六夜山、石割山、今倉山、九鬼山、杓子山などが山梨百名山に選ばれている。
このうち二十六夜山、九鬼山の下を山梨リニア実験線が通っている。
[編集] 道志山塊の主な山
- 御正体山 (1682m) 最高峰
- 鹿留山 (1632m)
- 杓子山 (1598m)
- 今倉山 (1470m)
- 石割山 (1413m)
- 菜畑山 (1283m)
- 鳥ノ胸山 (1208m)
- 倉岳山 (990m)
- 二十六夜山 (972m)
- 九鬼山 (970m)
- 高柄山 (733m)