通りゃんせ
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とおりゃんせは、江戸時代に成立したと見られるわらべうた。ロンドン橋と同様の遊び方もある。関所を舞台とするという説や、埼玉県川越市の三芳野神社が舞台であるという説がある。
日本の横断歩道に設置されている音響装置付信号機には、この「とおりゃんせ」を青信号のメロディに採用しているものが多かった。最近では鳥の鳴き声を模した信号機に置き換えられつつある。
目次 |
[編集] 歌詞
- 「通りゃんせ」
- 作詞・不詳 本居長世 編・作曲
- 通りゃんせ 通りゃんせ
- ここはどこの 細通じゃ
- 天神さまの 細道じゃ
- ちっと通して 下しゃんせ
- 御用のないもの 通しゃせぬ
- この子の七つの お祝いに
- お札を納めに まいります
- 行きはよいよい 帰りはこわい
- こわいながらも
- 通りゃんせ 通りゃんせ
[編集] あそびかた
二人の子どもが向かい合って立ち両手を繋いであげ関所をつくり、他の子どもたちが列になってこの手の下をくぐっていく。この間、「とおりゃんせ」を歌い、歌の終わりで、両手を挙げていた子どもらがさっと手を下ろす。ちょうどそこにいきあたった子どもがつかまって関所役の子どもと交代する。
日本の音響信号機に採用されているのは、「調べが終わるまでは通っても安全」というアナロジー(みたて)である。そのため「こわいながらも 通りゃんせ 通りゃんせ」の部分は流されない。
[編集] 逸話
この歌詞の意味に神隠し伝説や埋蔵金伝説の関連付けが後を絶たない(遊郭に行った男が(行きはよいよい)遊女に梅毒などの性病をうつされた(帰りはこわい)というのもある)。
[編集] 備考
- サザンオールスターズの楽曲に同名のものがある。2000年の大ヒット曲「TSUNAMI」のc/wに収録された。タイトルはこの曲から取ったものと考えられるが、歌詞の内容は大分違ったものになっている。
- 1982年の松竹配給の映画「この子の七つのお祝いに」のテーマ曲として使用された。