超速スピナー

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日本の漫画作品

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『超速スピナー』（ちょうそくスピナー）は、小学館の月刊誌、コロコロコミックにて1997年12月号～2000年8月号まで連載されていた橋口隆志の漫画。

[編集] 概要

バンダイから発売されているハイパーヨーヨーをモチーフに、少年達の熱いヨーヨーバトルを描く。テレビ東京系の番組『おはスタ』枠にてテレビアニメ化もされた。また、ハドソンからゲームボーイ版も発売されている。

また、同作者のこれより前の作品で、ハイパーヨーヨーの発売が開始された頃、その普及目的として「燃えろ! スピナー」という本作のプロトタイプの漫画が2話の短期連載でコロコロコミックに掲載されていたことがある。（この作品では本作のキャラクターでもある、中村謙一となるみ屋がすでに登場していた）。なお、この作品は本作のコミックス第1巻のおまけとして巻末に収録されている他、『ハイパーヨーヨーテクニックス』（ワンダーライフスペシャル）にも収録されている。

この連載以前に作者が同誌で連載していたギャグ路線とは異なり、主人公やメインキャラクターのシリアスな人間ドラマや複雑な世界観が存分に描かれた作品で、90年代末期以降から現在にいたるまでのコロコロコミックの連載作品としては珍しいドキュメンタリー性の強い作品であった。尚、この作品以降の作者の活動は『焼きたて!!ジャぱん]など少年誌での連載が主となっている。

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

[編集] ストーリー展開

月刊コロコロコミックに掲載された物語。

[編集] JCC編

（1997年12月~1999年1月）瞬一のヨーヨーとの出会いからJCC決勝後のTHP-Jメンバー仮決定まで

ある日、瞬一はクラスメートのベソやりおんからヨーヨー狩りを行っている弁慶の敵討ちを頼まれる。最初はヨーヨーを嫌悪していた瞬一だが、三日後、自身の卓越したヨーヨーのセンスを用いて弁慶をヨーヨーの勝負により打ち負かす。直後ヨーヨーの達人中村名人と共にその場に現れたJCCチャンピオンの北条院聖斗に敗北し、スピナーとして目覚めた瞬一はJC北条院とのリベンジを決意。

その後、弁慶と共に北条院の通う学校でレベルの差を思い知らされ、同時にJCCの存在を知る。瞬一は中村名人から特別に託された「ヘビーブレイン」で猛練習に励む中、強豪スピナー小暮宙太の存在を知る。

[編集] JCC

追加出場者決定戦: 事前応募に漏れ大会当日に来ていたスピナーの中から予選免除となる出場者を1人決定。最後のループ対決で健闘を見せた輪刃と瞬一が中村名人の推薦により2人ともトーナメントに進出。
予選: 事前応募で選出された出場者の中からトーナメント出場枠をかけ小暮、弁慶をはじめとするスーパーレベルをクリアした13人を選出。
1回戦: ベーシックレベルからハイパーレベルの全30種目を同時に行いくじにより決定した16名が8組に分かれ先に全種目をクリアした8人が勝ち抜き。瞬一は対戦相手のテクニックを瞬時に覚え辛くも勝利。また、小暮は最速勝利を狙っていたが惜しくも北条院に先を越される。
2回戦: バーチャル機能による鮮明な世界観のステージをヨーヨーの種目を行いながらゴールを目指す。4組の中から先にゴールした4人が勝ち抜き。瞬一は謎のスピナー霧崎マイと僅差で勝利。小暮はまたも北条院に一歩及ばず2位で勝利。
準決勝: THP-Jプロスピナーレベルのシングルプレイ部門の11種目を行い2組の中でどちらかが先にミスするまで対決する。弟の転倒に気を取られた小暮のミスで悩んだ挙句、瞬一と北条院が勝利。
決勝: 事前ルールではTHP-Jプロスピナーレベルのダブルプレイ部門の予定だったが、北条院の希望によりロングスリーパー対決（長くスリープ状態を続けキャッチするまで成功させた方が勝利）となる。キャッチに成功した北条院が勝利（瞬一はキャッチできなかったため記録なし）。

決勝戦終了直後、中村名人が召集した地方大会の上位入賞者5人と瞬一と対戦したスピナーたちでTHP-Jの結成が宣言された。

[編集] THP-J編

（1999年2月~1999年10月）大会後、一時ヨーヨーを離れた瞬一と中村名人との対決からTHP-Jの合宿終了まで

決勝での敗北、THP-Jに選ばれなかった事でヨーヨーを離れた瞬一だったが、心配するりあんの頼みで中村名人と対決。3日後THP-Jのループ計測会に飛び入り参加し小暮宙太とともにTHP-Jにメンバー入りし後日行われる正式メンバー選抜の合宿に参加することとなる。そして、自分の将来を理由に加入を辞退していた北条院に対し瞬一は直接家に押しかける。

[編集] 合宿

10人のメンバーがランダムに選ばれた5組に別れサバイバル生活を行いながら合宿地頂上のゴールをヨーヨーを用いて目指すルールであったが、第一関門のトロッコで黒岩たちの手により事故が発生。
その後、10人のメンバーはポルックス（後述）とヨーヨー対決を行い、その戦況によって機器が20%以上の故障を起こした5人のメンバーが正式メンバーとして選出された。
尚、機器が100%無事だった残りの5人の中で輪刃と桜場は黒岩の意味ありげな発言によりその場を去った（残った3人は補欠メンバーとして大会に同行したが大会開始後は登場していない）。

[編集] 世界大会編

（1999年11月～2000年8月）世界大会予選から決勝戦終了まで

[編集] 世界大会

予選: 大会側で用意されたヨーヨー1個、ストリングス3本、ベアリング2個、オイルを用いてメンバー5人が交代で24時間ループを行い、ループ回数の上位32組が本戦に進出。無計画に行い途中でストリングスを使い果たすチームが続出したが、THP-Jの安濃が提案した切れたストリングスを結んで再び使用すると言う行為は認められ30位で通過。
1回戦: くじによりトーナメント16組がリーダー1人とメンバー4人の内ランダムに選出される1人が指示された種目を同時に行う。前半は基礎的な種目が多かったが後半は上級レベルの種目が多く種目のレベルが上がるほど得点も高くなる。8つのブロックに分かれ2チームごとに最終得点で勝利した計8チームが勝ち抜き。THP-Jは初歩的なレベルを否定した小暮が前半で足を引っ張るが後半の高度な技の連発で逆転勝利。
2回戦: 岩場の斜面をリレー方式で専用のスケーターで滑り降りながら指示された技をこなしてゴールを目指す。4つのブロックに分かれ行われる予定だったが、チーム烏龍がリーダーの不在により（後述）THP-Jの不戦勝となるも、瞬一はチームバイパーの競技中に軽症を追いながらも乱入し出場した。
準決勝: 2ブロックに分かれチームから1人ずつフリースタイル（自由種目）を行い審査員のヨーヨー四天王により勝者を決定。敗退した選手は次の選手と交代し最後まで選手が残ったチームの勝ち抜けとなる。スピードで勝負した霧崎とノーマルヨーヨーでオフストリングスを行った北条院の手でTHP-Jが勝利。
決勝: 準決勝と同じくフリースタイルが行われるが会場がブレインに乗っ取られ、スーパーヒューマノイド（後述）の最終テストとしてTHP-Jの5人とチームヤヌスの輪刃、桜場2人による対決が行われた。競技中に人質となっていたチーム烏龍のリーダーは救出され輪刃、桜場との2vs2の対決でわずかに上回った瞬一、北条院の勝利となるが結審直後、島の火山の噴火により大会は強制終了した。
大会終了後: ブレインの手により大会会場の島が噴火するが瞬一たちは命からがら脱出する。その後、なるみ屋の店先でスピナーたちが終結した。

[編集] 番外編

主に別冊コロコロコミックにて掲載された短編。

[編集] ヨーヨーマン編

ヨーヨーマン参上

書籍「ハイパーヨーヨーテクニックス98」に掲載された作品（コミックスには未収録）
ある日の夜、瞬一の前に宇宙人オヌマッチが現れ、地球にやってきたヨーヨーデビルを倒すよう頼む。瞬一はヨーヨーマンに変身し、ヨーヨーデビルを撃破する。瞬一はJCCの大会中になるみ屋のおっちゃんのマッサージで寝ていた間の夢と思っていたが、大会会場の廊下にはオヌマッチの姿があった。

ヨーヨーマン99

ヨーヨーデビルの息子ヨーヨーデーモンの手によってオヌマッチの星が爆破され、オヌマッチの弟ジャッチーが敵討ちを瞬一に依頼する。この時はヨーヨーの技をプレイすることでヨーヨーマン99に変身した（この話ではハイパーヨーヨーテクニックス99資料集という本が登場するが実際にはそのようなタイトルの本は発売されていない）。

[編集] その他

ハイパードラゴンの製作秘話や北条院の子供時代など本編の裏話などがある。
この他にりあんやベソたちによるチームプレイや超速スピナー版西遊記（ヨーヨーは「手車」と漢訳された）など月コロとは別進行の作品も多い。

[編集] 作中の主な用語

ジャパンチャンピオンカーニバルの略。ヨーヨーの全国大会であるが作中ではTHP-Jの代表選考を兼ねていた様で、各地の優勝者による全国大会などは行われていない。

ヘビーブレイン

中村名人が鍛錬用に鉛を埋め込んだ、通常の5倍の重さのヨーヨー。北条院のリベンジに燃える瞬一に特別に託された。尚、レギュレーション違反のため大会では使用不可能であり改造行為に当たり実際には禁止されている。

THP-J

チームハイパフォーマンスジャパンの略。ヨーヨー世界大会での日本代表のチーム名。アメリカ代表のチーム名から来ている。監督は中村謙一。作中では1999年世界大会に出場。

チームハイパフォーマンスの略。アメリカ代表のチーム名。リーダーはアレックス・ガルシア。

チームバイパー（Team Viper）

ドイツ代表のチーム名。ハイパーバイパーによるオフストリングスプレイを特技とする。

チームヤヌス（Team Janus）

近年独立したヒンギスという国（架空）の代表として無名ながらヨーヨー世界大会で決勝に進出する。正体は黒岩に操られた瞬一、北条院、霧崎のポルックスとスーパーヒューマノイドとなった輪刃、桜場。

ワープスピード

アレックス・ガルシアの異名で通常よりストリングスを短くすることにより、ループ系の技などの所要時間を短くする。

オフストリングスプレイ

ドイツが発祥とされるヨーヨーからストリングスを離して行う技。基本的に専用のヨーヨーでないとできないが北条院はストリングスを食いちぎって技を行った。

ポルックス

才羽博士の開発した人工の人型ロボット。プログラミングにより人間同様により動かしたり言葉を発することができる。電磁パルスによる特殊な電磁波を受信すると破壊される。黒岩たちがブレインの命令でTHP-Jのメンバーそっくりで高度技術を持ったポルックスを製作し瞬一達と対決させ、その後、世界大会でチームヤヌスの穴埋めメンバーにも使用した。

スーパーヒューマノイド

才羽博士の研究を元に造られた覚醒プログラムの一種で人間の額にチップを装着することで、普段は使用できない人体に秘められた能力を100%開放する事ができ、意識を操り洗脳することも可能。チップを外すと元に戻るが著しく体力を消耗するため数日は目が覚めなくなる。黒岩たちは輪刃、桜場に装着させ性能を試した。

ブレイン

才羽博士の研究を盗み出して悪用し世界征服をもくろんでいた組織。ヨーヨーの世界大会を足がかりに世界征服を計画するも、才羽博士とTHP-Jにより失敗し主犯は会場の休火山を発動させて逃亡。

8の字ループ

通常の1回転のループ状態から上下に8の字を描く高度な種目。伝説とされていたがハイパードラゴンにより瞬一、小暮宙太、北条院、輪刃、桜場の5人が習得する（輪刃と桜場はスーパーヒューマノイドの力による）。また進化版として横に8の字を描く∞型のループもある。瞬一はドラゴンループと命名し、「伝説となっているなら過去に誰かが達成したはず」と自分独自の技とは思っていない。

[編集] アニメ版

1998年 11月30日～1999年 9月10日に放映、全22話。

[編集] スタッフ

原作：橋口たかし（小学館｢てんとう虫コミックス｣刊）
エグゼクティブプロデューサー:岩田牧子（TV TOKYO）、久保雅一（小学館）、河村秀文（小学館プロダクション）
企画プロデューサー：戸張涼（TV TOKYO）、小池正史（小学館）、八木正男（小学館プロダクション）
スーパーバイザー：野中千織、秋本武英、吉田憲生
原案協力：入江俊徳、袖崎友和、福本和紀（小学館｢月刊コロコロコミック｣編集部）
企画協力：三浦高志（小学館キャラクター事業センター）、鵜之澤伸（バンダイナムコホールディングス）
シリーズ構成：隅沢克之
キャラクターデザイン：石原満
プロップデザイン：坂崎忠
デジタルディレクター：林成輝
アニメーションディレクター：鬼塚大輔
VFXディレクター：佐藤公一
3DCGテクニカルディレクター：峯沢琢也
3DCGキャラクターテクニカルディレクター：服部恵大
3DCGモデリングディレクター：長谷川歩
美術監督：朝倉千登勢（プロダクション･アイ）
色彩設計：青木弘美
撮影監督：金沢章男
編集：松村正宏（JAY FILM）
音楽：山本哲也
音響監督：田中英行
音響効果:蔭山満(フィズサウンドクリエイション)
録音調整:細貝真弓
録音助手:原口昇
録音スタジオ:東京テレビセンター
音響制作担当:伊藤巧
録音制作:HALF H･P STUDIO
音楽プロデューサー：前山寛邦
音楽制作/協力：Columbia Music Entertainment、TV TOKYO MUSIC
3DCG制作：小学館ミュージック&デジタルエンタテイメント
デジタルプロデューサー：是村哲哉
アニメーションプロデューサー：風間亮､千野孝敏
プロデューサー：森保之（TV TOKYO）、葛西智恵（小学館プロダクション）
監督：加戸誉夫
アニメーション制作プロダクション」XEBEC
製作協力：バンダイナムコホールディングス
製作：TV TOKYO・小学館プロダクション
著作：(C)橋口たかし/小学館･バンダイナムコホールディングス・TV TOKYO・小学館プロダクション

[編集] 声の出演

堂本瞬一：森久保祥太郎
北条院聖斗：うえだゆうじ、折笠愛（幼年時代）
夢宮りあん：千葉千恵巳
木村ベソ：野田順子
武蔵丸弁慶：鈴木琢磨
小暮宙太：東さおり
輪刃剛志：遠近孝一
霧崎マイ：大本眞基子
赤城大樹：鈴村健一
桜場情一：宮下道央
安濃慈円馬：松田佑貴
アレックス・ガルシア：くまいもとこ
アルベルト・シュニッツァー：山本泰輔
アラン・バタンガン：渡辺久美子
ナルカイ・ホオカノ：河内麻友子
小暮宙次：的井香織
小暮優：藤川由紀子
伊奈府飛太：西村朋紘
伏見盆太：陶山章央
北条院美琴：篠原恵美
中村謙一：三木眞一郎、日高のり子（少年時代）
才羽博士：鈴木清信
なるみ屋：中村大樹

[編集] アニメと原作の相違

原作でJCCの後の合宿など一部の話はカットされている。

[編集] 登場キャラクター

堂本瞬一（どうもとしゅんいち）: スポーツ万能な少年。11歳（1988年5月5日生まれ）。身長155cm、体重42.8kg、血液型O型。運動部の助っ人として活躍していた。それが買われてヨーヨーバトルの助っ人として頼られ、ヨーヨーを始める。ヨーヨー向きの長い指と高い動体視力の持ち主。一本調子のため、目標を追い求めすぎるあまり、JCCの大会中に肘を痛めたが、医師に懇願し特別に麻酔をうって決勝まで参戦した。JCCで北条院に敗れ準優勝となるも中村名人と勝負した後ハイパードラゴンのプロトタイプを託され、THP-Jにメンバー入りし世界大会に出場。作中で初めて8の字ループ（ドラゴンループ）を披露した。
北条院聖斗（ほうじょういんせいと）: 堂本瞬一のライバル的存在。11歳（1988年4月5日生まれ）。身長156cm、体重39.2kg、血液型A型。金持ちの家柄。幼い頃ピアニストだった母親を亡くしてから消極的な性格となる。ピアノを習っているため、ヨーヨーをすることで指を痛めるとして父親からヨーヨーをすることを止められ一度は諦めるが、瞬一の熱意に心を打たれ世界大会前の合宿を家を飛び出して参加。合宿終了後世界大会までの間、瞬一の家で生活した。JCC3年連続優勝者。THP-Jメンバー。
夢宮りあん（ゆめみや－）: 堂本瞬一のクラスメイトで幼馴染。瞬一にスピナーとしての才能を目覚めさせた張本人。世界大会で応援に来たとき霧崎に「世話焼き女房（瞬一に対する）」と言われる。
木村ベソ（きむら－）: 堂本瞬一のクラスメイト。「～なのだ」が口癖。瞬一が始める前からヨーヨーを始めていたが、武蔵丸弁慶にバトルで負けてヨーヨーを奪われ、瞬一に敵討ちを頼む。番外編ではチームプレイのラストでオリジナル技「ソバ」を披露し会場を呆れさせた。
武蔵丸弁慶（むさしまる　べんけい）: なるみ屋の前でヨーヨーバトルをしかけていた張本人。堂本瞬一と最初になるみ屋の前でバトルをすることになる。半分は幸運により、JCC関東大会決勝トーナメントまで出場し準決勝で北条院に敗れ運だけでベスト4にまで上り詰めた。夢宮りあんに一目惚れしており（第一巻参照）番外編では「マイスイートハニー」と呼んでいた。当初はスーパーレベル（最高がループ・ザ・ループ30回）までしか出来なかったが、後にハイパーレベル6までは出来るようになった。名前は武蔵坊弁慶が由来。
なるみ屋のおっちゃん: おもちゃ屋「なるみ屋」の店長。JCCや世界大会にもりあんたちと共に瞬一の応援に向かう。マッサージが得意。
輪刃剛志（わっぱつよし）: ループ技の達人。通称「ループの輪刃剛志」。ヨーヨーの大会JCC）関東大会本戦出場を賭けて堂本と競いあったが決着は付かず、二人共の出場が認められた。本戦での決着を望んでいたが、堂本と対戦する前に一回戦で無名のスピナー・霧崎マイに敗れる。数少ない左利きのプレイヤー。その後THP-Jの合宿に参加するもポルックスとの対決に破れ桜場と共に黒岩について行き、世界大会にスーパーヒューマノイドとしてチームヤヌスに参加し出場。
霧崎マイ（きりさき－）: JCCに参加し、堂本と対戦する。認定や過去の実績のないスピナーであったが、標準より短いストリングのヨーヨーを駆使した「ワープスピード」と呼ばれる超高速プレイで堂本を苦しめる。身長は低いが、実は13歳で瞬一たちより年上（1986年8月7日生まれ）。「ワープスピード」の本家であるアレックス・ガルシアに憧れている。THP-Jメンバー。身長133cm、体重不明、血液型AB型。
小暮宙太（こぐれちゅうた）: 「小暮大サーカス」の一員。11歳（1988年7月15日生まれ）。身長136cm、体重37.2kg、血液型B型。「～だよね」が口癖。ヨーヨープレイでは基本を大事にしており、片手で5個のヨーヨーを操ったりした。怪我をした弟との約束でJCCに参戦し、準決勝で敗退。世界大会では1回戦で初歩的なプレイを嫌がったが、中村名人の叱責により基礎の大事さを思い出す。訓練により8の字プレイを習得した。THP-Jメンバー。
小暮宙次（こぐれちゅうじ）: 小暮宙太の弟。6歳。サーカスの練習中に負傷し兄の宙太のJCC優勝を条件に手術を承諾するが、宙太が試合中に自分の転倒が原因でミスした為、勝った瞬一の勝負を決意し手術を受ける。その後手術は成功し、兄の宙太にヨーヨーのコツを教えてもらっている。
安濃慈円馬（あのうじえんま）: JCC北海道大会優勝者。実家は牧場だが経営難で貧乏ゆえに、切れたストリングスをつないで使用したり雨が降っても傘なしで外出している。THP-Jメンバー最年長の14歳（1985年2月29日生まれ、ただし1985年は閏年で無いため誤植と思われる）。身長170cm、体重47.4kg、血液型O型。
桜場情一（さくらばじょういち）: JCC関西大会3位。THP-Jの合宿でポルックスとの対決に敗北した後、輪刃と共にチームヤヌスに入る。何故か途中で、名前が「丈一郎」に変えられている。
才羽博士（さいばはかせ）: ヨーヨーの新たなる可能性を研究しハイパードラゴンを設計、瞬一達THP-Jメンバーにその可能性を託す。部下である黒岩に裏切られ人類の発展のために設計したポルックスを悪用されるも、世界大会決勝で自らポルックスを破壊する。
黒岩（くろいわ）: ポルックス等才羽博士の研究を悪用するため部下として入り込む。父親の命によりブレインの一員として監督としてチームヤヌスを率いたが、決勝での作戦失敗によりやけになり組織のメンバーは逃亡したが、元々、トップである父親に嫌悪感を持っていた為ついていかず輪刃と桜場の敗北を見届けた後、大会会場の島の火山の噴火時に島にただ一人残る。父親は大会後、国際指名手配がしかれた模様。「黒岩」は偽名であり、本名は不明。
アレックス・ガルシア: 実在人物。アメリカ代表「THP」のリーダー。ワープスピードの異名を誇る。優勝候補であったがチームヤヌスに準決勝で敗れる。
アルベルト・シュニッツアー: ドイツ代表「チームバイパー」のリーダー。ヒュエルを始め4人のメンバーに対し冷たい発言などが目立つが、準決勝で北条院に敗北したことでリーダーの座を退こうとする責任感も持っていた。
チーム烏龍（ウーロン）リーダー: 氏名不明。中国代表チーム唯一の女性で全員そっくりな他の男性メンバー4人からは「姉（あね）」と慕われている。予選終了後、瞬一の猛攻などに不満をぶつけに来る。2回戦直前にチームヤヌスのメンバーの一人がポルックスだった事を目撃してしまいブレインに捕まるが決勝戦で才羽博士の作戦により救出される。
オヌマッチ: 宇宙人。ヨーヨーデビルを倒してもらうため瞬一にコンタクトを取りヨーヨーマンに変身させる。その後、星の爆破と共に死亡。
ジャッチー: オヌマッチの弟。兄の命令で単身地球に渡り瞬一をヨーヨーマン99に変身させる。名前通り技が成否の判定を下す。地球へ向かった直後に星が爆破したためその後どこへ行ったかは不明
中村名人（なかむら-）: 本名：中村謙一。実在の人物で、日本を代表するヨーヨーのプロ。

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