貫井徳郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文学 |
ポータル |
各国の文学 記事総覧 |
出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
貫井 徳郎(ぬくい とくろう、1968年2月25日 - )は、小説家(推理小説家)。東京都渋谷区生まれ。東京都立青山高等学校、早稲田大学商学部卒業。妻は同じく推理作家の加納朋子。
デビュー作は、第4回鮎川哲也賞の最終候補作に残った長編推理小説『慟哭』(東京創元社刊)。受賞は逃すも、予選委員だった北村薫の激賞を受け、刊行化にこぎ着ける。以後、次々と話題を呼ぶ力作長編を発表。新本格系の若き旗手として支持され続けている。主に読後感が非常に悪く、暗く重い作風で知られるが、本人は明朗な性格で知られ、近年は明るい作品も書くようになった。
2006年、「愚行録」が第135回直木賞(2006年上半期)候補作品に選ばれた。
[編集] 作品
- 1993年10月:慟哭(東京創元社)
- 1994年10月:烙印(東京創元社)
- 1995年11月:失踪症候群(双葉社)
- 1996年11月:天使の屍(角川書店)
- 1997年2月:修羅の終わり(講談社)
- 1997年7月:崩れる-結婚にまつわる八つの風景(集英社)
- 1998年3月:誘拐症候群(双葉社)
- 1998年8月:鬼流殺生祭(講談社)
- 1998年8月:光と影の誘惑(集英社)
- 1999年6月:転生(幻冬舎)
- 1999年10月:プリズム(実業之日本社)
- 1999年12月:妖奇切断譜(講談社)
- 2000年10月:迷宮遡行(新潮社)
- 2001年9月:神とふたつの貌(文藝春秋)
- 2002年1月:殺人症候群(双葉社)
- 2003年5月:被害者は誰?(講談社)
- 2004年3月:さよならの代わりに(幻冬舎)
- 2004年7月:追憶のかけら(実業之日本社)
- 2005年9月:悪党たちは千里を走る(光文社)
- 2006年3月:愚行録(東京創元社)
- 2006年8月:空白の叫び-上/下(小学館)