蓮沼駅
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蓮沼駅(はすぬまえき)は、東京都大田区東矢口にある東京急行電鉄池上線の駅である。
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[編集] 駅構造
対向式ホーム2面2線の地上駅。上下線で改札が別となっており、改札を通ってしまうと、それぞれのホームへの行き来はできない。そのため反対方面の電車に乗りたい乗客が踏切が開くと同時に走り出すという光景は日常茶飯事。乗り遅れる人、初めから諦める人など様々な人間模様がみられる。この構造は基本的には「池上」も同じで、「池上」の場合は改札を通ってから中に踏切がある。そのせいか池上線の運転手は、走る乗客を無視せずに待ってくれる人も比較的多い。また池上線が3両編成のため「蓮沼」もホームは短い。トイレは五反田行き(上り?)ホームにしかなく、数年前まではトイレすらもなかった。そもそも「1番線」「2番線」の表示が出たのもごく最近。それまではどちらが1番線か、2番線かも分からなかった。ホームの半分以上は人もすれ違うのもやっとという狭さ。沿線では有名な「戸越銀座」「池上」などがあり、「蓮沼」はそのかげに隠れて目立たない存在で、駅自体の面積も他と比べるとかなり狭い。だからこそと言ってもいいと思うが、周辺住民にとってはまさに「自分の駅」という感覚で、物理的にも精神的にも気軽に使える可愛い存在となっている。
[編集] 利用状況
2005年度の1日の平均乗降客数は7,152人であった。
[編集] 駅周辺
大田都税事務所などもあるが、B級グルメファンにとっては今や常識の「インディアン」はここから歩いて15秒のところにある。支那そばとカレーのセットは様々な雑誌に取り上げられている。駅前のバス通りは「蓮沼商店街」と呼ばれているが、戸越銀座や武蔵小山、東上線の大山駅のような所謂「商店街」をイメージしていると肩すかしを食らう感じ。それでなくても少ない店の数なのに、二車線のバス通りが真ん中を裂いているので、周辺住民はここを「商店街」とは決して呼ばない。しかし個々の店はそれなりに味のある存在。天然酵母を使ったパン屋などは実は知る人ぞ知る店。刺身の質にこだわる魚屋や、上質の蒲焼きを焼くうなぎ屋、安いのになかなか美味しい焼き鳥居酒屋などなど。また夜はそこだけ明るい存在となる「セブンイレブン」は蓮沼ではもはや「老舗」。店員の平均年齢も比較的高く、お母さんに会いに来る感覚で来る若者もいる感じさえ受ける。地域密着型として成功している例だろう。
[編集] 路線バス
- 蓮沼駅
[編集] 歴史
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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