葛餅
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葛餅(くずもち、くず餅)は、葛粉から作られる和菓子。色は透明か半透明で、ぷるんとした独特の食感がある。透明な生地に餡を包んだものは水(葛)饅頭と呼ばれ、涼しげな見た目から夏の菓子として人気がある。
[編集] 作り方
水で溶いた葛粉に砂糖を加え、火にかけ透明感が出るまでよく練り、練りあがったものを水で冷やして適当な形に切るか、濡らした手でちぎって丸める。好みできな粉や黒蜜をかけて食べる。生地に砂糖を入れることもあるが、出来上がったものに砂糖をかけたほうがより強く甘味を感じられる。冷蔵庫に入れると色が濁り食感が落ちるので、流水か氷水で冷やすとよい。本くず粉(くずでんぷん)を使用した葛餅はジャガイモ等のデンプンで作った葛餅に比べ、冷やしても透明感が失われにくく、なめらかな口当たりである。手作りの場合、おいしく食べられる期間は2日ほどだが、スーパーなどで安く出回っているものは砂糖が大量に入っており、保存料を使用しているために若干日持ちが良い。
[編集] 関連項目
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