落語芸術協会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
落語芸術協会(らくごげいじゅつきょうかい)は、落語家などが組織する団体。会長は桂歌丸(かつらうたまる)。
1930年に春風亭柳橋 (6代目)、柳家金語楼らにより設立された日本芸術協会を前身とし、1977年に社団法人の認可を受けて落語芸術協会と改称した。
落語協会(会長・鈴々舎馬風)や、美術団体の日本芸術協会は別組織。
目次 |
[編集] 社団法人
[編集] 概要
- 正式名 : 社団法人落語芸術協会
- 通 称 : 芸協(げいきょう)
- 所在地 : 〒160-0023 東京都新宿区西新宿六丁目12番30号 芸能花伝舎2階
- 創立:1930年(昭和5年)10月11日
- 設立 : 1977年(昭和52年)12月16日
- 代表者 : 桂歌丸(椎名巌)
- 目的:落語を主とする寄席芸能の向上普及を図り、もって我が国文化の発展に寄与することを目的とする
- 事業:
- 落語の創作及び研究発表会、鑑賞会等の開催
- 後進の育成及び寄席芸能関係者の顕彰
- 下座音楽実演家の育成等
- 所管官庁:文部科学省文化部芸術文化課
- 社団法人 日本芸能実演家団体協議会(芸団協) 正会員団体
[編集] 沿革
- 1930年(昭和5年)10月11日 - 春風亭柳橋 (6代目)、柳家金語楼らにより前身となる日本芸術協会設立
- 1934年(昭和9年) - 柳亭左楽が率いる落語睦会と合同
- 1940年(昭和15年)5月 - 新興行取締り規則の改正により、諸団体を講談落語協会として統一
- 1945年(昭和20年) - 終戦後に講談落語協会が解散し、元の形態である日本芸術協会などに戻る
- 1977年(昭和52年)12月16日 - 社団法人の認可を受け落語芸術協会と改称
[編集] 歴代会長
- 6代目春風亭柳橋(在任期間:1930年~1974年)
- 5代目古今亭今輔(1974年~1976年)
- 4代目桂米丸(1976年~1999年)
- 10代目桂文治(1999年~2004年)
- 桂歌丸(2004年~現職)
[編集] 所属会員
(亭号別)
[編集] 真打
- 桂米丸、桂歌丸、桂圓枝、桂南八、桂米助、桂歌春、桂富丸、桂伸乃介、桂伸治、桂幸丸、桂南なん、桂小文治、桂小南治、桂竹丸、桂歌助、桂平治、桂右團治、桂歌若、桂米多朗、桂米福、桂歌蔵
- 三遊亭遊三、三遊亭圓太、三遊亭遊朝、三遊亭圓輔、三遊亭圓遊、三遊亭栄馬、三遊亭小遊三(副会長)、三遊亭圓雀、三遊亭小圓右、三遊亭左圓馬、三遊亭左遊、三遊亭金遊、三遊亭右紋、三遊亭扇馬、三遊亭笑遊、三遊亭右京、三遊亭右左喜、三遊亭遊吉、三遊亭とん馬、三遊亭圓丸、三遊亭遊之介、三遊亭春馬、三遊亭圓馬、三遊亭遊史郎、三遊亭遊雀
- 三笑亭可楽、三笑亭笑三、三笑亭茶楽、三笑亭夢丸、三笑亭夢太朗、三笑亭夢之助
- 柳家金三、柳家蝠丸
- 橘ノ圓
- 都家歌六
- 春風亭栄橋、春風亭小柳枝、春風亭昇太、春風亭柳桜、春風亭柏枝、春風亭柳好、春風亭柳之助、春風亭昇乃進
- 雷門助六
- 昔昔亭桃太郎
- 古今亭寿輔
- 柳亭痴楽、柳亭楽輔
- 春雨や雷蔵
- 瀧川鯉昇、瀧川鯉朝
- 山遊亭金太郎
- 笑福亭鶴光
- 神田山陽(講談)
[編集] 二ツ目
- 三遊亭遊馬、三遊亭遊喜
- 桂快治、桂花丸(桂うらら/休会)
- 春風亭柳太郎、春風亭鯉枝、春風亭鹿の子、春風亭柳太、春風亭笑好、春風亭べん橋、春風亭笑松
- 瀧川鯉太、瀧川鯉之助、瀧川鯉橋
- 橘ノ昇美依、橘ノ圓満
- 三笑亭恋生、三笑亭可龍、三笑亭月夢、三笑亭朝夢、三笑亭夢吉
- 神田ひまわり、神田京子、神田きらり
- 古今亭錦之輔
- 昔々亭慎太郎、昔昔亭健太郎、昔昔亭笑海
- 笑福亭里光
- 雷門花助
- 柳家小蝠
[編集] 前座
- 桂夏丸、桂ち太郎
- 神田蘭
- 三笑亭可女次
- 橘ノ美香
- 昔昔亭喜太郎、昔昔亭A太郎
- 笑福亭和光
- 瀧川鯉斗
- 春雨や雷太
[編集] 色物
桧山さくら、玉川スミ、鏡味次郎、鏡味健二郎、翁家喜楽、東京太・ゆめ子、林家今丸、東京ボーイズ、コロムビア・ライト、ボンボンブラザーズ、北見マキ、北見伸、スティファニー、松旭斎八重子、Wモアモア、三田宗司、新山ひでや・やすこ、新山えつや、東京丸・京平、新山真理、晴乃ピーチク、江戸家まねき猫、神田陽子、神田紫、神田紅、松旭斎小天華、国分健二、春風亭美由紀、コントD51、松乃家扇鶴、セーラーズ、鏡味正二郎、神田松鯉、桧山うめ吉、宮田章司、宮田陽・昇、ぴろき
[編集] おはやし
岩瀬照子(引退)、小松美枝子、古田尚美、滝沢仁美、斎須祥子、福岡民江、稲葉千秋、鈴木やす子、松本優子