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荒井 幸雄(あらい ゆきお、1964年10月13日 - )は、昭和末期から平成期(1980年代後半-1990年代)のプロ野球選手。現在東京ヤクルトスワローズの二軍打撃コーチを務める。左投げ左打ち。神奈川県出身。愛称は荒井注にちなみ「チューさん」。
[編集] 略歴
[編集] 通算成績
- 1042試合 打率.270(2893打数782安打)55本塁打 276打点 34盗塁
[編集] エピソード
- 公称で身長170cmという小柄なバッターだったが、バッティング技術の高さには定評があり、ヤクルトの好成績に貢献した。
- またみずしな孝之の漫画、「ササキ様に願いを」では身長が実際の10分の1にあたる身長170mmのプチ選手として登場している。
- 1991年5月25日、千葉マリンスタジアムで初めて行われたプロ野球の試合(対中日戦)の5回、小松辰雄から左中間に大きな当たりを放ち、クッション処理に慣れていない中日外野陣がもたつく中、長駆ホームイン。同球場初のホームランは荒井のランニングホームランによって記録された。
- ヤクルト在籍時の1992年、優勝争いに巨人、阪神、広島が絡む大混戦の中、7月6日に行われた対巨人戦(神宮)で、バントのサインの確認を怠った荒井は、タイムをかけた野村克也監督にネクストバッターサークルで頭を叩かれた。「荒井ポカリ事件」といわれる。もっとも野村も後日、冷静さを欠いていたとして荒井に謝罪している。
- 1999年4月27日の横浜対広島戦(横浜)で代打に登場した荒井は三振を喫したが荒井にとってこの試合が1000試合出場の日であった。三振しながら球場職員から花束を受け取る姿は、この年の「珍プレー好プレー」に多用された。
- 1994年、東京デジタルホン(その後Jフォン→ボーダフォン→現在のソフトバンクモバイル)の携帯電話のCMに、当時の野村克也監督、同僚の広沢克己・池山隆寛・古田敦也・荒木大輔らと一緒に出演していた。
[編集] 関連項目