若宮八幡宮 (常陸太田市)
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若宮八幡宮(わかみや はちまんぐう)は茨城県常陸太田市にある八幡宮。
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[編集] 由緒
- 応永年間(1400年頃) 佐竹義仁が鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)より勧請して太田城内に祀り、守護神としたのが始まり。以来、佐竹氏の祈願所となった。
- 慶長14年(1609年) 水戸藩初代藩主徳川頼房が7歳の時、病気平癒を祈願して全快したとされる。以来、水戸徳川家の崇敬厚く、元禄5年(1692年)二代藩主徳川光圀(水戸黄門)が太田郷の鎮守とした。
- 宝永5年(1708年) 並祀された太田稲荷神社と共に、太田城内から現在の地に社殿を遷した。
- 昭和15年、「鶴岡より勧請奉斎された際、鶴子なる女性が供奉して来り、祭祀を司った」という由緒に基づき、氏子の巫女達により「鶴子舞」が奉納された。近年、復活を遂げたこの舞は厳かな雰囲気のなかに愛らしさをもって奉納され、訪れる参拝者を和ませている。
[編集] 祭神
[編集] 祭事
- 1月 元旦祭
- 2月 節分追儺祭
- 5月 例大祭
- 6月 夏越大祓
- 9月 秋季例祭
- 12月 大祓
[編集] 主な宝物
[編集] 境内社
- 北野天神社(梅天神)-- 康平6年(1062年)に八幡太郎義家が、菅原道真自筆の天満像を掲げて奥州征伐の勝利を祈願したことによる。
- 市比売神社
- 足尾神社
- 愛宕神社
- 別雷神社
- 富士神社
- 淡島神社(淡島神)
[編集] アクセス
JR常陸太田駅から北へ約1.5km。徒歩約20分。