宝永
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宝永(ほうえい)は、日本の元号の一つ。元禄の後、正徳の前。1704年から1710年までの期間を指す。この時代の天皇は東山天皇、中御門天皇。江戸幕府将軍は徳川綱吉、徳川家宣。
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[編集] 改元
前回の元禄改元の際に霊元上皇が希望して幕府が拒絶したものであったが、今回の改元の際には朝廷の案と幕府の希望が合致しなかったために採用されたと言われている。
[編集] 出典
『旧唐書』の「宝祚惟永、暉光日新」から。
[編集] 宝永期におきた出来事
- 2年、京都を中心にお蔭参りが大流行する。
- 4年
- 10月 遠州灘・紀州灘でマグニチュード8.4の大地震(宝永の大地震)。東海・南海・東南海連動型地震と考えられている。
- 11月 富士山が最後の大噴火(宝永大噴火)。宝永山が出現。
- 5年8月、イタリア人宣教師ジョバンニ・シドッチが屋久島に上陸し、捕らえられる。
[編集] 死去
[編集] 西暦との対照表
宝永 | 元年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 6年 | 7年 | 8年 |
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西暦 | 1704年 | 1705年 | 1706年 | 1707年 | 1708年 | 1709年 | 1710年 | 1711年 |
干支 | 甲申 | 乙酉 | 丙戌 | 丁亥 | 戊子 | 己丑 | 庚寅 | 辛卯 |