良弁
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良弁 | |
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689年 - 774年 | |
尊称 | 金鐘行者 |
宗派 | 華厳宗 |
寺院 | 東大寺 |
師 | 義淵 |
良弁(ろうべん、持統天皇3年(689年) - 宝亀4年閏11月24日(774年1月10日))は、奈良時代の華厳宗の僧。東大寺の開山。通称を金鐘行者といった。
[編集] 経歴
2歳のとき鷲にさらわれて、奈良の春日神社の杉の木に捨てられ、義淵に育てられたという。彼について法相唯識を学んだ。
- 天平5年(733年) 羂索院を建立し、盧舎那仏(るしゃなぶつ)の大像を造立、金鐘寺とした。
- 天平12年(740年) 金鐘寺に新羅僧、審祥を講師として招き、『華厳経 』の講説を始めた。
- 天平14年(742年) 金鐘寺が大和国分寺に指定される。
- 天平18年(746年) 金鐘寺を改めて東大寺とする工事が起される。橘諸兄、行基らとともに尽力、初代別当となる。
- 天平勝宝3年(751年) 少僧都となる。
- 天平勝宝8歳(756年) 鑑真とともに大僧都。
- 天平宝字4年(760年)8月 仏教界の粛正のために、慈訓、法進とともに、僧階を改めるよう奏上。
- 宝亀4年(773年) 僧正となる。閏11月24日没。