脚絆
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脚絆(きゃはん)とは、人体の脛部分に巻かれる布等をいう。脛部分を保護すると共に、脛以下の部分の血管に圧力を加えて下肢に血液が滞留することを防ぐ働きがある。また、枝や棘などが刺さることや、泥や雪などがズボンや靴に入ることを防ぐためにも用いられる。
[編集] 日本型脚絆
- 大津型脚絆
- 上下に結び紐を付したタイプ。
- 江戸型脚絆
- 上部に紐を、背部にコハゼを付したタイプ。
- 筒型脚絆
- 円筒形に縫い、上部に紐を付したタイプ。
[編集] 西洋型脚絆
巻脚絆(ゲートル)とは、細い革又は布で巻いて脚絆を作るものをいう。第二次世界大戦頃までは各国の陸軍で広く用いられたが、半長靴が普及するにつれて、それにとって代わられた。
革の脛当てである革脚絆も、長靴の代わりとして、陸海軍士官に用いられた。
海上自衛隊では、警務職務に従事する警務官及び警務官補、甲武装(儀式用)、乙武装(非儀式用)で白い半脚絆を着用する定めがあるが、省略されることもある。
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