美浜発電所
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美浜発電所(みはまはつでんしょ)は、福井県三方郡美浜町丹生にある関西電力の原子力発電所である。
発電所に向かう丹生大橋の入り口に、発電所のPR施設「美浜原子力PRセンター」がある。
目次 |
[編集] 発電設備
[編集] 1号機
[編集] 2号機
[編集] 3号機
[編集] 耐震性
[編集] 過去の主なトラブル
- 1991年2月9日
- 2003年5月17日
- 2号機の高圧給水加熱器の伝熱管に2ヶ所の穴が開いた。放射性物質の外部への漏れはない。
- 2004年8月9日
- 3号機二次冷却系の復水配管(第4低圧給水加熱器~脱気器間)から蒸気漏れ。事故当時、現場のタービン建屋内では、定期点検の準備の為、211名が作業をしており、問題の配管室内には11名の作業員がいた。事故発生に伴い、11名のうち4人が死亡、7人が重軽傷を負った。死亡した4名の死因は全身やけどおよび、ショックによる心臓停止とのこと。また、事故から17日目の8月25日には、全身やけどを負っていた作業員が死亡し、この事故での死者は5人目となった。尚、美浜発電所の加圧水型原子炉は、放射性物質を一次冷却系にとどめることが出来る設計の為、この事故での被曝者はいない。事故の原因としては、配管の磨耗による破損である可能性が高い。この配管は設置時は肉厚10mmであったが、高温高圧の冷却水によって磨耗し、事故当時は肉厚1.4mmにまで磨耗していた。本来は肉厚4.7mmまで磨耗してしまう前に予防措置をとるという内部規則があったにもかかわらず、この個所は稼動以来一度も点検さえ行われておらず、管理体制の不備が指摘されている。運転中の原子力発電所における死亡事故としては国内初である。また、原子力関係施設での死者は、東海村JCO臨界事故の被曝事故以来7人目となった。放射線被曝による死亡事故ではない為、国際原子力事象評価尺度での事故評価は「0+」となっている。しかし、この事故は労働災害としても極めて重大であり、国内の原発事故史上初の「重大災害対策本部」が設置される事態となった。現在、原子力安全・保安院、厚生労働省福井労働局、警察当局が原因究明や関西電力の安全管理体制と責任について調査している。さらに、原子力安全・保安院は全国全ての原子力発電所、火力発電所についても調査する事を決定。
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