第14方面軍 (日本軍)
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第14方面軍(だいじゅうよんほうめんぐん)は大日本帝国陸軍の方面軍の一つ。1941年11月に南方軍隷下の第14軍として設置され、1944年7月に第14方面軍に改編昇格した。比島方面を作戦地域とした。
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[編集] 方面軍概要
[編集] 第14方面軍の人事
※1944年7月28日から第14方面軍司令官、参謀長、参謀副長及び高級参謀
[編集] 司令官
- 本間雅晴 陸軍中将(陸士19期:1941年11月6日~1942年8月1日)
- 田中静壱 陸軍中将(陸士19期:1942年8月1日~1943年5月19日)
- 黒田重徳 陸軍中将(陸士21期:1943年5月19日~1944年7月28日、改編)
- 黒田重徳 陸軍中将(陸士21期:1944年7月28日~1944年9月26日)
- 山下奉文 陸軍大将(陸士18期:1944年9月26日~終戦)
[編集] 参謀長
- 前田正実 陸軍中将(陸士25期:1941年11月6日~1942年2月20日)
- 和知鷹二 陸軍少将(陸士26期:1942年2月20日~1944年3月22日)
- 諌山春樹 陸軍中将(陸士27期:1944年3月22日~1944年6月19日)
- 山口槌夫 陸軍少将(陸士30期:1944年6月19日~1944年7月28日)
- 佐久間亮三 陸軍少将(陸士27期:1944年7月28日~1944年10月5日)
- 武藤章 陸軍中将(陸士25期:1944年10月5日~終戦)
[編集] 参謀副長
- 林義秀 陸軍少将(陸士26期:1941年11月6日~1942年7月9日)
- 宇都宮直賢 陸軍大佐(陸士32期:1943年10月14日~1944年5月26日)
- 小森田親玄 陸軍大佐(陸士34期:1943年12月13日~1944年3月22日)
- 山口槌夫 陸軍少将(陸士30期:1944年4月~1944年6月19日)
- 友近美晴 陸軍大佐(陸士30期:1944年6月19日~1944年7月28日)
- 西村敏雄 陸軍少将(陸士32期:1944年9月22日~1944年12月30日)
- 宇都宮直賢 陸軍大佐(陸士32期:1944年10月20日~終戦)
- 小沼治夫 陸軍少将(陸士32期:1944年12月11日~1945年6月16日)
[編集] 第14方面軍高級参謀
- 小林修治郎 (陸士34期:1944年7月28日~)
- 久米川好春 (陸士36期:1944年12月11日~)
[編集] 略年表
- 1941年11月6日 第14軍を編制(隷下:第16師団)
- 1944年4月 第30師団を隷下部隊とし、ミンダナオ島へ派遣
- 1944年6月 第103師団、第105師団を隷下部隊とする
- 1944年6月15日 独立混成第55旅団を隷下部隊とする
- 1944年7月28日 第14方面軍に昇格改編
- 1944年8月 第8師団、第10師団を隷下部隊とする
- 1944年8月4日 第35軍を編制し戦車第2師団と共に隷下部隊とする(第16師団、第30師団を移管)
- 1944年10月22日 山下大将、第35軍にレイテ決戦を命じる
- 1944年12月 第19師団、第23師団を隷下部隊とする
- 1945年2月13日 第1挺進集団、第4飛行師団を隷下部隊とする
- 1945年3月6日 第41軍を編制、隷下部隊とする(第8師団を移管)
[編集] 終戦時の隷下部隊
※()内は通称号
- 直轄部隊
- 第35軍 (尚集団)
- 第41軍(振武集団)
- 第8師団(杉兵団)