空木岳
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空木岳(うつぎだけ)は長野県にある標高2864mの山で、木曽駒ヶ岳に次ぐ木曽山脈(中央アルプス)第2の高峰である。日本百名山の一つであり、駒ヶ根市、飯島町、大桑村の境界にそびえる。
空木という山名は、伊那谷でウツギの白い花が満開の時期、空木岳の頂上だけ雪が残っているのが見え、残雪とウツギの花を重ね合わせたことに由来する、といわれる。
深田久弥が日本百名山を選ぶ際、木曽山脈南半分から一つ選ぼうとして南駒ヶ岳と空木岳とで迷った結果、最終的にはわずかに背が高いこと、そして山名の美しさから空木を選んだという。
山頂一帯は花崗岩の岩場であり、砂礫による滑落に注意して通過する必要がある。空木岳の頂上東側は空木平と呼ばれる圏谷地形で、高山植物の宝庫である。また西側に下った鞍部は木曽殿越と呼ばれ、木曽義仲が越えたという伝説がある。北隣の東川岳(2671m)からは目の前に立ちはだかるようなピラミッド状の空木岳を見渡せる。
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[編集] 周辺にある小屋
- 木曽殿山荘
- 駒峰ヒュッテ
- 空木岳避難小屋
[編集] 近隣の山
[編集] 関連項目
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