空戦
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空戦(航空戦)(aerial warfare)とは軍用機やミサイルなどの航空戦力による戦闘を指すが、狭義には制空権を巡る航空戦力同士の戦闘を指す。
[編集] 概要
制空権の有無の影響は近年の航空機の発達によってますます大きくなっている。陸上戦力、海上戦力ともに航空戦力と比較すれば機動力、火力共に劣っているため、制空権を得ることができればその地域の戦闘の主導権を得ることになる。故に制空権を得るための航空戦力同士の戦闘が発生する。
[編集] 形態
空戦とは主に航空機同士の戦闘を指すが、ここでは航空戦力による作戦の形態について基本的な事柄を記述する。
- 戦略的航空作戦とは敵国の軍事拠点、政治機関、産業施設に対する破壊を目的とした作戦であり、戦略爆撃や弾道ミサイルなどの攻撃手段によるものである。
- 戦術的航空作戦とは特定の作戦領域において敵部隊の撃破、無力化を目的とした航空機を用いた作戦である。
- 防空作戦とは自国の制空権を維持するために、敵航空戦力の侵攻に対抗する作戦である。特に、戦闘機同士の近距離格闘戦をドッグファイトという。