碧南中央駅
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碧南中央駅(へきなんちゅうおうえき)は、愛知県碧南市天王町にある、名古屋鉄道三河線の駅である。駅名のとおり、碧南市の中心部に位置している。
元は、兵庫県の須磨に似ているというふれこみで名付けられた新須磨海水浴場に近いことから、開業間もない三河鉄道(名鉄三河線の前身)により、夏の海水浴シーズンのみ営業の新須磨臨時停車場として設置され、1915年夏の海水浴シーズンに常設の新須磨駅として開業した。新須磨駅は現在の碧南中央駅より約150m南側(碧南駅寄り)に位置していたが、碧南市の中心街よりやや奥まった位置にあったため、碧南市中央の玄関にふさわしい駅とすべく、1981年に駅舎を新川町駅寄りの現在位置に移設新築し、駅名を碧南中央駅と改名した。当時すでに三河線の貨物輸送は大幅に縮小されていたため、旅客輸送に限定した形で駅は1面1線で建設された。昼間帯のみの駅員配置だった時期もあるが、現在は終日配置となっている。 トランパスが使用可能である。
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[編集] 駅構造
単式1面1線ホームの地上駅である。終日有人。
[編集] 駅周辺
- 碧南市役所
- 碧南郵便局
- 碧南警察署
- 愛知県立碧南高等学校
- 碧南市立中央中学校
- 碧南市立中央小学校
- ユニー碧南店
- 豊田自動織機碧南工場
- 国道247号
[編集] 歴史
- 1914年2月5日 名鉄三河線の前身である三河鉄道開業。夏の海水浴シーズンに新須磨臨時停車場が設置された。
- 1915年7月10日 新須磨駅として開業。
- 1981年12月14日 碧南中央駅に改称し移設。
- 2005年9月14日 「トランパス」導入。
[編集] 隣の駅
[編集] バス路線
- くるくるバス
- 碧南市からの委託により、名鉄知多タクシーが運行する運賃無料の市内巡回バスが、4路線全て碧南中央駅前から発着する。
- 中部国際空港行き特急バス
- 名鉄東部観光バスと知多乗合の共同運行で西尾駅(一部は蒲郡駅前)〜碧南中央駅〜住吉町駅〜中部国際空港を結ぶ。開業当初は名鉄バスも加わった3社共同運行で、空港発着利用に限られていたが、2006年10月より名鉄バスが撤退し途中停留所間の利用も可能となる。これにより1998年に廃止されていた西尾方面のバス路線が復活した形となった。
[編集] 関連項目
猿投 - 平戸橋 - 越戸 - 梅坪 - 豊田市 - 上挙母 - 土橋 - 竹村 - 若林 - 三河八橋 - 三河知立 - 知立 - 重原 - 刈谷 - 刈谷市 - 小垣江 - 吉浜 - 三河高浜 - 高浜港 - 北新川 - 新川町 - 碧南中央 - 碧南
(名鉄三河線廃止区間)
西中金 - 三河広瀬 - 枝下 - 三河御船 - 猿投 - … - 碧南 - 玉津浦 - 棚尾 - 三河旭 - 中畑 - 三河平坂 - 三河楠 - 寺津 - 西一色 - 三河一色 - 松木島 - 吉良吉田
(名鉄豊田線)
梅坪 - 上豊田 - 浄水 - 三好ヶ丘 - 黒笹 - 米野木 - 日進 - 赤池(>>伏見・上小田井方面)