石川県道1号七尾輪島線
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石川県道1号七尾輪島線(いしかわけんどういちごうななおわじません)とは、石川県七尾市と石川県輪島市を結ぶ主要地方道(石川県道)である。
- 起点:石川県七尾市川原町(=国道249号・国道159号・国道160号交点)
- 終点:石川県輪島市河井町(=国道249号交点)
目次 |
[編集] 概要
七尾市から穴水町にかけては国道249号と重複する区間が中心(七尾市馬出町から七尾市田鶴浜町の区間は除く)で、穴水町から輪島市にかけての区間は、能登有料道路の穴水インターチェンジから接続する形で金沢市への最短ルートとなっていたことから日中の交通量は多く、輪島道路として高規格化への改良工事が進んでいる。また能登有料道路の徳田大津インターチェンジから穴水インターチェンジの区間は、能登有料道路と能越自動車道の重複区間であると同時に、当県道の支線となっている。
[編集] 主な接続道路
- 国道159号・国道160号(七尾市)
- 国道249号(七尾市・穴水町・輪島市)
- 珠洲道路(穴水町)
- 石川県道7号穴水門前線(穴水町)
- 石川県道37号輪島山田線(輪島市)
- 石川県道60号金沢田鶴浜線(七尾市)→能登有料道路
- 能登有料道路
- 能越自動車道
[編集] 重複区間
- 国道249号(起点~七尾市馬出町、及び七尾市田鶴浜町~鳳珠郡穴水町大町)
- 能越自動車道(徳田大津IC~穴水IC)
- 石川県道7号穴水門前線(穴水町此木~穴水町小又)
[編集] 有料区間
- 徳田大津IC~穴水IC(能登有料道路)
[編集] 輪島道路について
穴水町此木から輪島市河井町にかけての約20kmの区間は、「輪島道路」という名称で高規格化が各所で行われている。これは、並行して走っていたのと鉄道七尾線の穴水駅~輪島駅間が2001年4月に廃止されたことに伴い、県都金沢方面への重要な道路となったことが大きいが、道路改良自体は1970年代末期から行われており、主に狭路や悪路などといった、幹線道路としては看過出来ない箇所より取り組まれてきた。1990年頃以降は奥能登の他市町村同様、大規模な土木工事を伴う線形改良やバイパス工事による大幅な改良が常態となり対面交通ながら概ね高規格化が進み、市街地以外では最高40㎞/hの制限は見られなくなった。「輪島道路」の指定後はのと鉄道の廃線路盤を組み入れた拡幅や線形改良を重点的に行っている。
改良工事が行われた箇所は主なものでは以下がある。旧道が狭路であった箇所が多いが別の理由もある。
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- 小又バイパス(鳳珠郡穴水町川島~鳳珠郡穴水町小又) - 改良(一部新設)
- 市の坂バイパス(鳳珠郡穴水町小又~輪島市三井町加村) - 新設
- 三井バイパス(輪島市三井町長沢~輪島市三井町興徳寺) - 新設
- 熊野トンネル(輪島市三井町姫ヶ淵~輪島市熊野町) - 新設
- 市ノ瀬バイパス(輪島市市ノ瀬町荒田~輪島市石休場町安町) - 新設
また、市の坂バイパスの区間内には、「ゆずりレーン」と称する追越車線が上下1箇所ずつ設けられている。(下り線は連続S字曲線のため上りより長めに設定されている)
[編集] 通過市町村
[編集] 石川県
七尾市・鳳珠郡穴水町・輪島市・羽咋郡志賀町(志賀町については能登有料道路が通過するため)
[編集] 関連項目
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