白茶
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白茶(はくちゃ、しろちゃ、パイチャ)は、中国茶の一種。白い産毛の生えた茶の芽、もしくは若葉を選んで摘み、乾燥させた後に火入れして発酵を止めて作る弱発酵茶。産毛の色からその名がついた。
多くの中国茶とは異なり、揉みこむ工程がないために茶葉そのままの姿で出荷される。淹れる際には耐熱ガラスに70度前後のお湯を注いで飲むのが一般的。茶葉がジャンピングするさまを楽しむことができる。
香り・味わい・水色ともに上品で淡白。抗酸化物質を緑茶の3倍近く含有している。また、白茶には宿酔い、夏ばてに効くといった効能や解熱作用があるといわれている。
白茶の多くは中国福建省産で、生産量が少なく貴重な茶である。主な物に白毫銀針・白牡丹・寿眉などがある。
日本ではあまり飲まれない珍しい茶だが、2005年にアサヒ飲料が「白茶」、2006年に大塚ベバレジが「本茶房 白いお茶」としてペット飲料を発売している。
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