炭酸カルシウム
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一般 |
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物質名 | 炭酸カルシウム |
化学式 | CaCO3 |
外観 | 白色固体 |
物性 |
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式量 | 100.1 amu |
融点 | 結晶構造により異なる。 |
沸点 | - |
密度 | 2.7 ×103 kg/m3 |
結晶構造 | 方解石、 あられ石、ファーテル石 |
溶解度 | 0.0013 g (水 100g中) |
熱化学 |
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ΔfH0liquid | -1154 kJ/mole |
ΔfH0solid | -1207 kJ/mole |
S0solid | 93 J/mole·K |
安全性 |
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摂取 | 低毒性 |
吸入 | 低毒性 |
皮膚 | 低毒性 |
目 | 低毒性 |
参照 | Hazardous Chemical Database |
炭酸カルシウム(たんさんカルシウム、CaCO3)は、カルシウムの炭酸塩である化合物。実験では、二酸化炭素を水酸化カルシウムと反応させてできる。
錠剤の基材、ベビーパウダー(あせ知らず)、チョーク、窯業、製紙などに用いられる。ゴムや充填剤の添加剤としても使われ、消しゴムや練り歯磨きにも入っている。化粧品原料、食品添加物としても使用が認められている。
- 中性の水にほとんど溶けない。
- 加熱することにより酸化カルシウムと二酸化炭素に分解する。
- 多少吸い込んでも、肺の中に蓄積しない。血液の中には二酸化炭素があり炭酸カルシウムは炭酸水素カルシウムに変化して溶解するからである。