演奏会用アレグロ (ショパン)
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演奏会用アレグロ(えんそうかいようアレグロ、Allegro de concerto)はフレデリック・ショパンが作曲したピアノ曲。作品番号は46。ショパンは2曲のピアノ協奏曲を書いた後、1832年に第3番の作曲に着手していたものとみられるが、それは完成せず、後年の1841年になって、フリーデリケ・ミューラーの依頼によってその着想は『協奏曲風の』ピアノ独奏曲に仕上げられた。
管弦楽的な堂々とした序奏の後、やはり管弦楽的な第1主題と、ピアニスティックな第2主題が現れる。展開部は2曲のピアノ協奏曲と同じように、非常に華やかでピアノが先導する。再現部では第1主題がイ短調で再現され、第2主題は再現されない。曲は華やかな気分のまま、長大なコーダとなり、終わる。
なお、この曲で演奏者は、ピアノ1台でオーケストラでのトゥッティ部分と、ピアノのソロの部分を弾き分けなければならず、オーケストラの部分は速いオクターブの進行が求められ、ピアノ独奏部でも高い技術が求められる点で、この曲を「ショパンの最難曲」とする評論家もいる。